Raspberry Piの基本的な初期設定
Windows PCのTera TermからRaspberry Piへログインできたら、続けてRaspberry Piの初期設定だ。Tera Termのコンソール画面で「sudo raspi-config」と入力してEnterキーを押すと、設定画面「Raspberry Pi Software Configuration Took」に切り替わる。
最低限やらないともったいないのが、ファイルシステムの拡張だ。「Expand Filesystem」にフォーカスを合わせて、Enterキーを押す。すると「次回拡張するから」と表示されるので、再びEnterキーを押してメニューに戻る。
次に、日本向けの設定を行いたい。下カーソルキーを3回押して、「Internationalisation Option」にフォーカスを合わせてEnterキー。サブメニューが出るので、まず一番上の「Change Locale」でEnterキーを押す。ちょっと待って画面が切り替わったら、カーソルキーとPage Up/Downキーを使って標準設定の「en_GB.UFT-8」に合わせてSpaceキーを押す。これで左側の「*」マークが消える。
さらにカーソルを下に持って行き、今度は「en_US.UTF-8」でSpaceキーを押して「*」マークを付ける。同様に「ja_JP.EUC-JP」と「ja_JP.UTF-8」にも、「*」マークを付けよう。最後にTabキーを押して(OKマークを赤くさせて)、Enterキーを押す。すると3つの環境が選択できるようになるので、標準として「ja_JP.UTF-8」にカーソルをあわせてEnterキー(ここでもちょっと待たされる)。
Raspberry Piの時刻も日本時間に合わせておこう。「Internatinalisation Option」のサブメニューで、「Change Timezone」にフォーカスしてEnterキーを押す。続けて「Asia」にフォーカスしてEnterキー、さらに都市名が表示されるので「Tokyo」にフォーカスしてEnterキーだ。これで、システムが日本時間(JST+9)で動作する。ちなみに、Raspberry Piがインターネットに接続されていれば、時刻は自動的に取得される。
次は「Advanced Option」だ。サブメニューで「Memory Split」を選択すると、標準で「64」となっているが、BackSpaceキーで文字を消して新たに「16」と書き換える。
以上で基本的な初期設定は終了だ。Tabキーを押してから右にカーソルを動かし、「Finish」を選択。再起動するかどうかを聞いてくるので、Enterキーを押して再起動だ。Windows PC上でTera Termの画面が自動的に閉じ、Raspberry Piは再起動する。2分くらいで再起動が完了するはずだ。