2013年にアイドルグループ・AKB48を卒業し、現在は女優として活躍の場を広げている秋元才加が、現在テレビ東京系ほかにて放送中の特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-魔戒の花-』8月8日放送の第18話「紅蓮」に魔戒法師・媚空役で出演する。特撮作品としては、2012年公開の映画『ウルトラマンサーガ』以来となるが、『牙狼<GARO>シリーズはもちろん、特撮TVドラマへの出演も初となり、本格アクションデビューを果たすことになる。
先日行われた先行上映会では、「大人向けの特撮作品なので、ファンの声が気になる」と弱気な面を見せていた秋元だが、冴島雷牙役の中山麻聖は「時間があればアクションの確認をしていて、すごくストイック。秋元さんのアクションを見ると、中山としても冴島としても危うい」と太鼓判。さらに、雨宮慶太総監督は「媚空の物語をまた撮りたい」と語るほどで、秋元のアクションデビューは上々なスタートを切ったと言える。
劇中で、魔戒騎士イズモの前に現れた媚空は、闇に堕ち、ホラー・ラテルに憑依されたイズモと戦う。一方、ラテル出現を知る雷牙は、あくまでも媚空に協力してラテルを討伐せよと厳命される。そして、媚空と対面する雷牙、マユリ、クロウ――第18話「紅蓮」は、注目を集めている媚空のセクシーな衣装とともに、秋元が挑戦したアクションシーンなど見どころも多い。今回は、本格アクションデビューを果たした秋元に撮影現場や媚空という役柄などについて話を聞いた。
秋元才加 |
――秋元さんが「今までの秋元とはまた違った姿」とおっしゃっていた媚空ですが、演じるにあたって雨宮慶太総監督から演技指導はありましたか?
まず、雨宮さんからは媚空について「今で出てきた魔戒法師の中で最強です。クールでカッコイイよくて、ちょっと闇を抱えている。でも、本当は心が優しいんですよ」と聞いていました。演技の面では「できるだけ表情を変えないように。無表情なキャラクターが笑うとその表情が活きてしまうから」という指示はいただいていましたね。
最強か、そして表情を変えないのか……って(笑)。けっこう、見栄えしかなくなってくると思ったので、動きにはすごく気を使いましたね。媚空というキャラクターは、物語に登場するまでに色々な経験をしてきていると思うんです。一見すると、冷徹っぽく見える媚空も、女性の優しさを持っていることが伝わるとうれしいですね。
――TVドラマや映画と違い、特撮の撮影現場は独特だったと思います。
そうですね。色々な驚きがありましたが、アクション用と演技用で衣装が2着用意されているのは驚きましたね。アクションシーンとドラマシーンのたびに、着替えていたんですよ。なかなか大変でしたね。