自分の写真やネットで収集した画像をボードに貼りつけられる「Pinterest」。好きな画像やアイディアの参考になる画像を集めてクリップできるスクラップブックとして、または他ユーザーの素敵な画像を共有できるサービスとして人気だ。昨年11月に日本語版もスタートしており、最近では佐々木希や梅宮アンナといった芸能人が自分のアカウントで写真のアップやクリップをしていることから日本でも注目を集めつつある。

そんな話題のソーシャルサービスのPinterestだが、ピンタレスト・ジャパン社にアメリカ本社から共同創業者・クリエイティブ総括責任者のエヴァン・シャープ氏が来日し、8月6日に記者説明会を開催。説明会においてピンタレスト・ジャパンは、Pinterestの新機能となるメッセージ機能について解説するとともに、情報を探す際にGoogleよりもPinterestのほうが適した情報について説明、アピールをした。

ビジュアルを軸に興味やアイディアを広げられるPinterest

Pinterestは、自分の手持ちの写真やネット上の気になる画像やサイトを「ピン」と呼ばれるクリップにしてまとめることが可能なサービスだ。ピンは、自分のアカウント内のアルバム的な存在にあたる「ボード」に貼り付けられる。好きな写真やグラフィックなど自分の関心がおもむくビジュアルをネット上に保存できるだけでなく、グリッドデザインで見やすくまとめられるのが人気のポイントだ。好きな画像を集めてスクラップブックのように使えるのはもちろん、ピンをクリックすると元サイトが開くのでブックマークとしての使い方もできる。

画像やサイトを集めてまとめられるのに加え、他のユーザーのボードを見て気に入った画像を見つける、Pinterest上で検索することで画像を探してピンできるという点も人気だ。また、画像をピンしていくことで新しいひらめきや発見につなげられるのもPinterestの魅力だろう。さらに、ピンを他のユーザーと共有したり、「いいね!」をすることで他のユーザーとつながるというSNSな使われ方もされており、ピンタレスト・ジャパン社によると現在は世界で1日200万以上のピンが共有されているという。

好きなビジュアルをクリップしてネット上に保存できるPinterest。サービスはWebだけでなく専用のモバイルアプリでも利用可能

メニューからカテゴリーを選んで表示させたり、探したい題材を検索ウィンドーで入力することで他の人のピンを表示させられる