六本木から市場の反応を探る
オープン初日となる8月1日、ショップ店頭で行われたテープカットにはワイモバイル 取締役兼COOの寺尾洋幸(ひろゆき)氏、ヤフー代表取締役社長の宮坂学氏、モビーダジャパン 代表取締役社長の孫泰蔵氏が参加した。
店内では、3氏から挨拶があった。寺尾氏は「ワイモバイルの直営ショップとして運営する六本木Internet Parkでは、日本では販売されていないIoT商品の販売、すでにプロジェクトが立ち上がっている商品の参考展示などを行っていく。新しい商品の市場性、お客様の反応を確かめながら事業展開に活かしていきたい」と意気込んだ。
また、宮坂氏は「(買収から業務提携へと)経営参加のスタイルは変わったが、やりたいことは変わらない。ワイモバイルを通じて、"すべての人の手元にインターネットを届ける"べく努力していきたい」と挨拶。六本木店を"ポスト・スマートフォン"の商品を体験し、そうした空気を感じられる場所にしていきたい考えだ。
モビーダジャパンは、インキュベーションとしてスタートアップやベンチャーの支援を行っている会社。ワイモバイルの立ち上げに際しても、戦略・戦術のアドバイスを行ってきた。挨拶のため登壇した孫泰蔵氏は「今後、スマートフォンという形にとらわれない商品が流行する。かつてソフトバンクがiPhoneを展開したように、ワイモバイルが新しいライフスタイルを切り開く通信キャリアとなっていくことを期待している」と話した。