本当に新鮮なまま保存できるのか?
続いて同社 空調事業部 栃木空調本部 開発センタ 主任技師 船山敦子氏が登壇し、製品の特長を実験を交えて紹介した。まずは炭酸ガス濃度のチェックからだ。
違いは明らかで、「スリープ野菜あり」のほうは炭酸ガス濃度がおよそ倍となっている。続いて、「スリープ野菜あり」で保存された野菜と「スリープ野菜なし」で保存された野菜との比較。どちらも保存期間は7日間だ。
こちらも違いがはっきりわかる結果となった。スリープ野菜なしで保存した野菜は、すっかりうるおいを失い、しおれてしまっているのに対し、スリープ野菜ありで保存した野菜は、7日経っても背筋がしゃっきりと伸びている。続いて肉や魚の保存を行う「真空チルド」の保存結果の比較だ。
牛肉については、一般的な冷蔵室で保存されたものが、乾燥して干からびてしまっているのが見て取れる。刺身は一見違いがないようにも見えるが、よく見ると冷蔵室保存のほうは乾燥して色が黒ずんでしまっている。真空チルドで保存した刺身はうるおいが保たれ、変色も少ないようだ。以下、その他の機能を写真とともに説明する。