トリプルファンのハイエンド簡易水冷
Thermaltakeの「Water 3.0 Ultimate」は、3連の12cmファンが付いた大型ラジエータを搭載するオールインワン型の水冷CPUクーラー。36cmサイズのラジエータはオールインワン型としては最大級で、メンテナンスフリーの簡易水冷でも高性能が欲しい人には良さそうだ。価格は20,000円前後。
280Wまで対応するという冷却性能の高さが魅力。標準ではファンは片面に3つ搭載されているが、両面を使って最大6つまで追加することが可能だ。ただし、長さ36cmのラジエータということで、格納するPCケースには注意が必要。代理店のアスクのサイトには、実寸大ペーパークラフトのPDFファイルが公開されているので、干渉がないか確認しよう。
・Water 3.0 Ultimateのペーパークラフト(PDF)
http://www.ask-corp.jp/products/images/thermaltake/water3-ultimate-fitting-kit.pdf
ファンの回転数は1,000~2,000rpmで、ノイズレベルは20dBA。新設計のダブルカーブファンを採用しており、風量は38%アップしているという。水冷ヘッドは薄型で取り扱いやすく、ポンプスピードは2,900rpm。
爆弾型(?)の黒い球形ベアボーン
ZOTACの「ZBOX-OI520」は、見た目が非常にユニークなベアボーンPC。球形ボディを採用しており、ぱっと見ではPCだと気がつかないかもしれない。本体サイズは154(W)×161(H)×154(D)mmとコンパクト。東映ランドでの価格は54,980円だ。
見た目は変わっているが、PCとしての性能は非常に強力だ。まずCPUはCore i5-4200Uを搭載。メモリはDDR3L-1600 SO-DIMM×2スロットが用意されており、最大16GBまで対応する。ストレージは、2.5インチベイとmSATAスロットの利用が可能。グラフィックス出力はHDMIとDisplayPortで、バックパネルにはUSB3.0×4ポートも用意されている。
拡張スロットは、基板上にMini PCI Expressが1スロットあるものの、無線モジュール(IEEE 802.11ac+Bluetooth 4.0)が使用するため、空きスロットはない。そのほか背面には、4in1のカードリーダも搭載されている。