番号、名義の変更、解約でポイント引き継ぎは可能か?

また、今回の切り替えで気になるのが、番号や名義を変更した場合にポイントを継続して使えるかどうかだ。まず、番号変更だが、電話番号を変更してもポイントは引き継ぎ可能だ。ただし、利用料金がTポイントに替えられるのはソフトバンクだけなので、他キャリアに変更した場合は当然携帯やスマホ利用でポイントを貯めることができない。加えて、ソフトバンクを解約の場合はTポイントをあらかじめTカード (個人契約の場合)、またはYahoo!ID(法人契約の場合)と連携しておかないと、貯まっているTポイントは消滅してしまうので注意だ。

そして気を付けたいのが、携帯・スマホの名義変更。これまで以前の契約者名義のソフトバンクポイントは名義変更後の契約者に引き継ぐことができたが、Tポイントは新契約者に引き継ぐことができなくなっている。家族などに名義を移す場合、解約の時同様にTカードに連携させておけばポイントが無駄になることがない。

***

さて、ソフトバンクポイントがTポイントに切り替わることについての気になる点を紹介してきた。Tポイントを使えば、通信料金や提携サービスでの支払いに幅広く利用できるのは便利な反面、これまでソフトバンクポイントを端末代金や修理代に使ってきた人にとっては還元率が下がったのは痛いところだろう。また、履歴の取得など個人情報に対する扱いから「Tカードを利用したくない」と思う向きにとって、今回の切り替えは喜べないかもしれない。

利用料金で貯まったTポイントをソフトバンクポイント同様に携帯・スマホのための費用に利用するか、それともTカードと連携して他のショップやサービスで使うか、それとも個人情報を守るためカード連携は行わないか。ソフトバンクユーザーとしては悩むところだが、今回の記事を「ソフトバンクユーザーがTポイントをどう使うか」の参考にしていただけたら幸いである。