――そして今回、発売記念イベントで初めて、大人のアナ、子供時代のアナ、幼いアナ、3世代のアナの声を務めた3人が顔を合わせました。実際に会って、印象はいかがですか?
神田:自分の幼少期を見ている感じで、うれしいですね。2人の躍動感ある幼少期を経て、このアナになりましたよっていう説得力があるのは、「雪だるまつくろう」という楽曲の持つパワーであり、そこに込められている2人の生きている声のおかげだと思います。
諸星:神田さんの歌をずっと聞いていてすてきだなと思っていて、実際お会いしたら本当にすてきな方で、アナみたい、アナそっくりだなって思いました。
稲葉:お母さんと私が沙也加ちゃんのこと大好きで、今日会えて、とっても夢のようで楽しくて、かわいいなって思いました!
神田:盛りだくさん、ありがとう!
――それぞれアナの声を演じるにあたって意識したことを教えてください。
神田:アナは、声が入っていない無音の状態で見ても表情がくるくる変わる女の子で、行動力もあって、おとなしくない、躍動感ある新しいヒロイン像。声が入った時により魅力的に見えてこないといけないと思ったので、いかにアナにイキイキとした魂を送り込むかということを考えていました。
諸星:アナはプリンセスなんですけど、明るくて活発で元気のいい女の子なので、そこを意識するようにしました。そして、セリフが「頑張れジャンヌ!」だけなんですけど、歌もセリフをしゃべるような感じで歌うように意識しました。
稲葉:とっても明るくて元気な女の子で、エルサが大好きな女の子なので、エルサとずっと仲良くしていたいという明るい気持ちを声に出せたらいいなと思っていました。
――『アナと雪の女王』に出演したことで、変化したことはありますか?
神田:この作品のおかげで、全国のたくさんのみなさんに会う機会がありました。そして、街を歩いていて声をかけてもらうことが増えました。「神田さん」ではなく「アナ~!」と呼んでもらえることもあってうれしいですね。
諸星:みんなが見てくれていて、「『アナ雪』見たよ」、「すごかったね」、「歌ってたね」と言ってもらいました。イベントにも出させてもらって初めてお客さんの前で歌って、声優もできて歌も歌える神田さんのような方が目標なので、自分の中で気持ちが決まったというか、頑張ろうという気持ちが強くなりました。
稲葉:学校でほとんどの人が『アナ雪』見てるって言っていて、すごくうれしかったです。私もこの映画が大好きなので、みんなが好きだったらうれしいなって。
――最後にみなさんの将来の夢を教えてください。
稲葉:教えるのが好きなので、学校の先生になるのが夢です! そのあとに、声優さんに戻らせてもらいたいなって思っています。
諸星:小さい時から声優を目指していて、神田さんのようなディズニープリンセスの声ができて、歌も歌えたらいいなって思っています。ディズニープリンセスは、キラキラしていてずっと憧れです!
神田:私は、先のことを夢見ることができなくて、一個一個自分がやると決めたお仕事を、その時のベストで挑むということ自体が目標であり夢。あとで振り返った時に、『アナと雪の女王』は、これまでの経験が何かひとつでもなかったらできていなかったことだと思う。なので、一つ一つ積み重ねて、気が付いたら時間が経過していて、どれがなくても今日がなかったなというのを更新し続けたいと思います。
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