無線LANはIEEE802.11acにも対応

ワイヤレス通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.0をサポート。11acは最高433Mbpsまでの対応となっている。有線LANも備わっているが、100BASE-TXとギガビットイーサではないのが少々残念だ。このほか、インタフェースとして、SDカードとメモリースティックに対応するメディアカードスロットも用意している。

ディスプレイの上部には720pでの撮影に対応したウェブカメラとステレオマイクがあり、ボイスチャットやビデオチャットも快適に楽しめる。

右側面には100BATE-TXの有線LAN、HDMI出力、2基のUSB 3.0、ヘッドホン/マイク兼用端子を搭載

左側面には1基のUSB 2.0、メディアカードスロットを搭載

底面。バッテリはヒンジ部ではなく、底面カバーの下に配置されている

ACアダプタは電源コードが3ピンのミッキー型となっている。出力は65W

スペックと性能をチェック

ここからは性能を見ていこう。CPUは2コア/4スレッドのCore i7-4510Uで、TDPは15Wと低い。標準クロックは2GHzだが、TurboBoost動作時には最大3.1GHzまでアップする。スリムなノートPCとしては十分高性能なCPUといえる。外部GPUを搭載しているのも特徴の一つ。Radeon HD R7 M265はAMDのノートPC向けGPUの中でミドルレンジに位置するモデル。コアクロックは最大825MHzあり、メモリを2GB搭載している。最新の3Dゲームも解像度や画質を落とせば遊べる性能を持っているといえるだろう。

実際の性能チェックに使用したのは、総合ベンチマークソフト「PCMark8」のHome accelerated、ゲームのパフォマーンスをみる「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」だ。Windows エクスペリエンスインデックスに該当する「WindSAT.exe」の数値も合わせて掲載する。

PCMark8は、2コアとはいえCore i7なので全体的にノートPCとしては高いスコアとなっている。特にCasual GamingはRadeon HD R7 M265の効果があり、高めのスコアをたたき出している。ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編も「やや快適」と、CPU内蔵グラフィックよりは高いスコアとなった。なお、負荷が高まると冷却ファンの動作音がやや大きくなる。これは気になる人もいるだろう。

「PCMark 8」Home acceleratedのベンチマーク結果

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のベンチマーク結果

■「WindSAT」の結果
基本スコア 5.5 メモリ 7.5
プロセッサ 7.4 グラフィックス 5.8
ゲーム用グラフィックス 5.5 プライマリ ハードディスク 5.9


スリムで高性能な使いやすい一台

スリムなボディとスマートなデザインに高い性能を備えているのが大きな魅力。「Adobe Photoshop Elements 12 & Premiere Elements 12」も標準で搭載しており、購入してすぐに画像加工や動画編集にチャレンジできるのもうれしい。それだけに、ディスプレイの解像度が1,366×768ドットなのが唯一残念だ。ノートPCも高解像度化が進んでいるだけに、フルHD以上のモデルの登場も期待したい。

しかし、それを差し引いても、ゲームを遊べる3D性能を備えつつ、Officeも付属して108,580円(※)はお買い得。CPUがCore i5-4210Uとなり、Officeを省いた「Inspiron 15 5000シリーズ プレミアム」ならば、79,980円(※)で購入が可能だ。

※ 7月22日までキャンペーン価格

製品名 Inspiron 15 5000
CPU Intel Core i7-4510U (2.0GHz)
メモリ DDR3L 1600 8GB (4GB×2)
グラフィックス AMD Radeon HD R7 M265 2GB DDR3
ディスプレイ 15.6型ワイド液晶 (1,366×768ドット)
ストレージ 1TB SATA HDD
光学ドライブ 非搭載
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、100BASE-TX対応有線LAN
サイズ/重量 W380.4×D259×H21.8~22.0mm/2.18kg
バッテリ駆動時間 最大7時間34分
OS Windows 8.1 64bit
直販価格 108,580円(7月22日までキャンペーン価格)