サイバーリンクは、ビデオ、写真、音楽データを高速にコンバートする「MediaEspresso 7」の販売を開始した。今回の新機能で注目なのは、すでに4K試験放送などでも使われている最新コーデックH.265にも対応したことであろう。本稿では、MediaEspresso 7の基本的な使い方から、H.265へのコンバート例を紹介したい。

図1 MediaEspresso 7

コンバートするファイルをドラッグ&ドロップ

MediaEspresso 7を起動すると、図2のメイン画面となる。

図2 MediaEspresso 7メイン画面

非常にシンプルである。ここにコンバートしたいデータをドラッグ&ドロップする。ここでは、データをまとめて、ドラッグ&ドロップしてみた。

図3 データをドラッグ&ドロップ

数が多くなるとやや見にくい。そこで、右下のスライドバーを操作することで、サムネイルのサイズを調整できる。図4は、サムネイルを小さく表示したものである。

図4 サムネイルを小さく表示

また、詳細形式でも表示可能である(図5)。

図5 詳細形式

MediaEspresso 7は、これらをまとめてコンバートすることもできる。しかし、データタイプごとにコンバートしたいということもあるだろう。そのような場合には、左上のメディアタイプの選択ボタンを使う。デフォルトでは左のすべてになっているが、右の音楽をクリックすると、音楽データのみが表示される(図6)。

図6 音楽データのみを表示

MediaEspresso 7は、図3や図4の状態で簡易的なプレビューを行うことができる。

図7 動画をプレビュー

サムネイルでも写真などはその内容を確認できるが、動画などで少し便利な機能である。シンプルなメイン画面であるが、このように直感的に使いやすいものとなっている。