スマートバンドのスゴイところは、そのソフトウェアにある。スマートバンドと連携して動くアプリ「Lifelog」が、それだ。これは単純にスマートバンドからの情報を記録して表示するだけではない。スマートフォンの動作も監視し、ユーザーが何をしたかを記録しているのだ。

スマートフォンの動作とは、デジカメで写真を撮影したか?動画を見たか?音楽を聴いたか?本を読んだか?ゲームをしたか?Webで情報を見たか?などだ。

現在、スマートフォンが人々の生活の中心にあり、欠かせないものになっているのは明白だ。スマホで音楽を聴き、ゲームをして、SNSを使い、Web検索をする。

そんなスマートフォンの動作をチェックすることで、ユーザーが何をしたか?を記録していくのだ。そして、GPSを使って、移動も地図に記録していく。浮気をしている人とかは、そのあたりに配慮して使うことが必要になるかもしれない。

そしてもちろん、スマートバンドから送られたデータから、どれだけ歩いたか?走ったか?寝たか?ということも記録される。さらに天気データも同時に記録される。

生活のなかの多くのデータが記録され、その日々のアウトラインが時間軸とともに見えてくるというわけだ。それが、ブログを書くなど自分自身で手間をかけなくても行われるのがナイスだ。そのうち、Liflogのデータからブログ記事を作るアプリも出てくるかもしれない。

動画
指定した1日の行動を再生することもできる(再生時間約37秒、ファイルサイズ約38.1MB)

このスマートバンドは、Xperiaというヒット商品を持つソニーモバイルらしい製品ともいえる。だが、実はXperiaでしか使えないわけではなく、Android 4.4以降とBluetooth 4.0を搭載する多くのAndroid端末で動作する。今回はXperiaと組み合わせて使ったのは、ソニーモバイルへの筆者なりの配慮(?)だ。

その時間の行動がアイコンで表示される

Lifelogを起動すると、画面の上側にその人の状態を表す画像が示され、画面の下には行動ごとに数値が表示される。人の状態は通常では右向きに立っているのだが、寝ている状態ではベッドに寝るなどの変化がある。

また、人の行動は画面上方にアイコンでも表示されるので、いつどんな行動をしたのか?が分かる。アイコンが大きいほど長時間にわたってその行動をしていることになる。何をどのぐらいの時間、どのぐらいの頻度で行っているかがひと目で分かるのが面白い。

マップ表示モードでは場所も分かる

寝ているときの表示

音楽アイコンをタップすると、どんな音楽を再生していたかが表示される

カメラアイコンでは撮影した写真を表示

インターネットやコミュニケーションアイコンでは使用したアプリが表示される