「ライフログ」という言葉はどこか辛気臭いとオレは思っていた。手間がかかる割に、何か良いことあるの?という印象だった。世の中のヒトの多くも同意見なのか、この地球で恐竜が滅んで以来(?)、デジタルデバイスによるライフログが大ブームになるようなことはなかった。少なくともオレの知る限りでは……ただし、ムー文明は分からない。

しかし、状況は常に変化する。そんなオレの見解を変えるデバイスがついに登場した!

どこに? どこだっけ? 何だっけ?

ああ、ここだ。タイトルに『ライフログに革命を起こす「スマートバンド SWR10」』って書いたんだったな。そう、ソニーモバイルの「スマートバンド」だ。

この製品を見て、触りもせずに「いや、それってよくあるウェアラブルデバイスじゃないの? そういうバンドデバイスは見飽きたよ」とか言ったヤツをオレは知っているが、このスマートバンドは今までのバンド型のウェアラブルデバイスとは一味違うものだ。

このデバイスが今までの歩数とか移動距離、時間などを計測するだけのウェアラブルデバイスと大きく違うのは、スマートフォンの持つポテンシャルを駆使し、より視野を広げているおかげだ。

スマートバンド、何するものぞ?

このソニーのスマートバンドは本当に小さい。バンドという名前だが、実はそのバンドに組み込まれた小さなボックスが本体なのだ。ちなみにバンドはLとSの長さの異なる2種類が同梱され、多くの人にフィットして使えるように配慮されている。

AV機器のようなオシャレさのあるパッケージ

パッケージにはバンドL、SとマイクロUSBケーブル、本体が入っている

この本体のボックスには加速度センサーが組み込まれていて、それがスマートバンドの機能のコアになっている。

2種類の長さのバンド付属で、男性でも女性でもマッチする

使用時はバンドの内側に本体をはめ込む

表面からは単なるバンドにしか見えない

止める位置で長さを調節する

本体側面には3つのLEDライトと1つのボタンが備えられており、NFCも搭載しているので他機器とのリンクはラクだ。この種のデバイスの定番なのか、Bluetooth4.0に対応し、スマートフォンと連携することができる。

とまあ、これがスマートバンドのコアだ。あまりに変哲がなさすぎる?……それを言うのは早計だ。

バンドのサイドにはボタン用の出っ張りとLED光を通す穴が