スペック上の本体サイズはW273×D47.5×H36mm、重量は400gと、バッテリとWi-Fi搭載のA4シートフィードスキャナとして世界最軽量という(PFU調べ)。ボディの色は高級感あるつや消し黒で、指紋が目立ちにくい素材を採用している。物理的なインタフェースは左側面のUSB 2.0(Micro-Bタイプ)だけと、シンプルなデザインだ。給電はUSBバスパワーかバッテリ駆動なので、本体はコンパクトだがACアダプタが巨大だった、という落とし穴もない。

本体はつや消し黒、本体サイズはW273×D47.5×H36mmとコンパクト

本体正面の「給紙カバー(原稿台)」を開くと、電源ONとなる

「排出ガイド」を開けた状態。本体前面側に原稿を排出するときに開ける

本体上面左側にやや大型でシルバーのボタンが鎮座するが、これは電源ONスイッチではなく、Scan/Stopボタンとなる。電源スイッチは正面にある「給紙カバー(原稿台)」だ。きょう体に電源の文字表記はないが、給紙カバーを開けると電源ONとなる。例えば電源ボタンだと、携帯時に誤って(知らぬまに)押されて、バッテリを無駄に消耗する可能性もあるだけに、この仕様は合理的だ。

「トップカバー」は原稿づまりの処理や、 内部を清掃するときに開ける

本体裏面には、Wi-Fi設定用のSSID/SECURITY KEY/PASSWORDが記載されたシールが貼付されている。あらかじめメモをしておくと、Wi-Fi設定時に便利だ

本体左側面のUSB 2.0(Micro-Bタイプ)端子。ストラップホールが右側に見える

本体右側に配置される3カ所のLEDランプは、シンプルだが直感的にステータスが分かるように工夫されている。Scan/StopボタンはLEDは読み取りの状態を表示するほか、バッテリランプとWi-Fi ランプを配置し、それぞれの状況を確認できる。

Scan/Stopボタンが示すのは、青色点灯が正常、青色点滅が読み取り中、オレンジ点滅がエラー