ショールームの様子

ショールームでは、様々な新製品の展示が行われていた。はじめに目についたのは、発売前の4Kテレビ「105型Curved UHD」と「98型UHD」。韓国国内では、すでに4Kテレビの需要が高まりつつあるという。昨年の出荷台数は90万~100万台だったが、今年はその10倍となる1000万台の需要が見込めるとのこと。関係者は「3Dテレビはコンテンツ不足もあり不調だった。その反省点を活かして、4Kではテレビの販売とともにコンテンツの供給にも力を入れていく」と話す。テレビ局の4K放送を軸に、業界をあげて4Kテレビで楽しめるコンテンツを充足させていく考えだという。

発売前の4Kテレビ、105型Curved UHD(写真左)と98型UHD(写真右)。韓国では、業界をあげて4K向けコンテンツの供給に注力していく

透過型のディスプレイと冷蔵庫を組み合わせたユニークな製品も展示されていた。広告も冷蔵庫の中身も見せることができるのが特長。すでに商品化されており、韓国の街中に設置されているという。関係者は「この技術を利用すれば、将来、アパートの窓にテレビを映すこともできる」と話していた。

透過型のディスプレイと冷蔵庫を組み合わせた製品

見る角度によって異なる映像を表示できる「トリプルビューディスプレイ」は、空港や博物館などでインフォメーションを展示する用途が考えられている。モバイル向けにも製品化を検討。例えばカーナビゲーションシステムに応用すれば、運転席、助手席、後部座席に最適化した画面を表示できるという。

角度によって3つの異なるイメージを見せることができる、トリプルビューディスプレイ

スマートフォン向けのディスプレイも複数展示されていた。中でも来場者の注目を集めていたのが、6インチQHDディスプレイ。高解像度のため、極小サイズの文字も潰れずに読むことができた。ちなみにau 2014年夏モデルのisai FL LGL24は、この展示物を超える高解像度を誇る端末だ。世界最高水準のピクセル密度538ppiを備える端末では、どんな楽しみ方ができるのだろうか。現地で展示物を見ながら、7月中旬に控えるisai FLの発売日が待ち遠しくなってしまった。

モバイル機器向けのディスプレイも複数展示されていた。高解像度ディスプレイを搭載するスマートフォンでは、極小サイズの文字も鮮明に表示できる

関連記事

【レポート】LG×auコラボ第2弾「isai FL LGL24」が7月発売!超高精細WQHDディスプレイを振ると、何が起こる?(2014年6月17日)