30代前半のKさんの周囲には、スマホユーザーが多くいることだろう。そんな周囲の人から「まだガラケーなの? 」と言われたときに、不快になったりしないのだろうか?
SNSは使わない?
「もちろん、まだガラケーなの? って言われたことはありますよ。でもみんなと違う、ということをうれしいと思えるので全く気になりません」
確かにみんなiPhone持ってますもんね。そんな筆者もiPhoneユーザーですが。なんだかそう言われるとちょっと悲しいかも。じゃあ「みんなが使っている」SNSなんかも、Kさんは使わないのですか? LINEとかFacebookとか。
「使わないですね。昔mixiに登録していたことがあったのですが、その時にめんどくさいと思って……。LINEだったら使ってもいいかもしれませんが、ライブ感のあるやりとりは必要ないですから、特に使うつもりはないです。メールで十分です。あとは会って話せばいいじゃないですか」
会って話せばいい、確かにそりゃそうだ。でも会えない時もある。たとえば遠距離恋愛とか。現在恋人がいらっしゃらないというKさんですが、彼女から「LINEやってよ」なんて言われたらどうしますか?
「自分が今持っているアイテムでどうにかできるのならば対応します。固執はしません。でもスマホは嫌です」
これまたきっぱりとスマホは切り捨てられてしまったが、Kさんは「スマホでなければ受け入れる」といったスタンスのよう。
今後もスマホにはしない
とことんスマホを避けるKさんは、ガラケーを持ち続けたいがためにiPadを購入したそうだ。何がそこまで彼をスマホ嫌いにさせたのだろうか?
「タッチパネルというのがどうも……。誤操作がありそうですし、こわいですね。スマホの画面はタブレットより小さいですから。今後、ガラケーが絶滅してしまったら、あきらめてスマホを持つしかないと思いますが、その時でもボタンのある機種がいいです。でも自分から積極的にスマホにするということは今後もありません」
Kさんと話している中で感じたのは、今後もガラケーは絶滅しないだろうな、ということだ。Kさんは、ガラケーが絶滅したらスマホにするしかない、と述べているが、そう思っている人はKさんだけではあるまい。
ちなみに、ご自分を「電子機器に弱い」というKさん。「スクリーンショット」なる機能がiPadにあるとご存じなかったようだ。確かにApple製品には「そんな機能あったんだ! 」と思わされる機能もけっこうある。詳細な説明の載っている取扱説明書も付属しないので、慣れていない人はそういった面でもスマホに壁を感じるのかもしれない。このスマホの「敷居の高さ」も、「ガラケーは絶滅しないのだろうなぁ」と筆者に感じさせたのだった。