最近の全体的なスペック面でのスマホの進化や進歩は、少し前から頭打ちになっている気がしている。メモリやストレージやバッテリー容量は着実に増えているが、「増えたことで不満が解消された」というよりは、「そもそも不満はなかったので増えても実感がない」状態なのだ。

で、そうなってくると、メーカーが力を入れ始めるのは、もっと細かい機能に特化した差別化である。それはカメラだったり、ベゼルの狭さだったり、耐衝撃性だったりするのだが、今回富士通は「文字入力」に注力したモデルを出してきた。

「ARROWS NX F-05F」である。

ARROWS NX F-05F

背面

こちらが外観。見た目にこれといった特徴はないが、あえて言うなら"分厚い"ことだろうか。

かなり分厚い

ラウンドフォルムは持ちやすい

手に馴染む

その厚み、なんと10.4mm。1cmを超えてくるスマホはあまりない。が、分厚いのがダメなわけではない。これくらい厚みがあった方が、薄すぎるよりもむしろ持ちやすくて手に馴染むという人も多いだろう。背面のラウンドフォルムも持ちやすさに寄与しそうだ。