2014年夏のスマートフォン戦線がスタートした。各社から様々なモデルが登場して、どれも魅力的ではあるのだけど、中でも「そうきたか~」と感心したのが「GALAXY S5」だ。GALAXYといえば、スマホ黎明期はハイスペック機として存在感を放っていたものの、最近は国産スマホの魅力が増したことで、以前ほどの突出した印象はなくなっていた。
今回のGALAXY S5にしても、スペックだけを比較すれば、Xperia Z2にほぼすべての面で劣っている状態である。これはまぁ、Xperia Z2のスペックが高いだけという話でもあるのだが、それにしてもかつてドコモの2TOPとして押し出されていたシリーズにしてはちょっと寂しい感じではある。
そんな感じで、スペック競争からは降りた感のあるGALAXYなのだけど、今回のGALAXY S5は「おっ」と思う方向で進化を遂げてきた。
実際に端末を使うことができたので、レビューしてみたい。
まずは端末の外観からだ。
GALAXY S5の見た目は、これまでのGALAXYを踏襲したものになっている。よくいえば一貫性があるデザインだが、悪くいえば代わり映えせず新鮮さはない。特に背面の樹脂素材は、Xperia Z2などのガラスパネルと比べるとどうしても高級感には欠ける。ただし、手触りはけっこう良くてフィット感があるので、筆者は気に入っている。