デュアルTITANのモンスターカード

NVIDIAから、ウルトラハイエンドの新型GPU「GeForce GTX TITAN Z」が登場、搭載グラフィックスカードが各社から発売された。GK110コアを2個搭載したというデュアルGPUカード。30万円台後半~40万円前後と、価格もモンスター級だ。

MSIの「NTITAN Z 12GD5」(左)とZOTACの「ZT-70901-10P」(右)

Palitの「NE5XTIZ010K7-P2080F」。今回も最安値だが、それでも高い…

発売が確認できたのは、MSI、GIGABYTE、ZOTAC、Palitの4モデル。いずれもリファレンス準拠の製品で、スペックに違いはない。さすがに高すぎるのか(なにせGTX TITAN Blackが3枚買えてしまう)、そうそう売れるものではないものの、シングルカードでとにかくパフォーマンスを求める向きには良いだろう。

■各モデルの価格
メーカー 製品名 価格
MSI NTITAN Z 12GD5 408,240円(TSUKUMO eX.)
GIGABYTE GV-NTITANZD5-12GD-B 399,578円(TSUKUMO eX.)
ZOTAC ZT-70901-10P 408,240円(TSUKUMO eX.)
Palit NE5XTIZ010K7-P2080F 359,800円(ドスパラ)

デュアルGPUなので、GTX TITAN ZのCUDAコア数(5,760基)やメモリ容量(12GB GDDR5)などは、GTX TITAN Blackのちょうど2倍。ただ、コアクロック(ベース/ブースト)は889/980MHzから705/876MHzへと、かなり抑えられた一方、消費電力は250Wから375Wへと増えており、補助電源コネクタは8ピン+6ピンから8ピン×2個に変更された。

大型の空冷VGAクーラーを搭載する。ファンは1つで、3スロットを占有

グラフィックス出力は、DVI×2、HDMI、DisplayPortの4端子。カードの長さは従来と同じだが、厚さは3スロット分となっているので注意が必要だ。