ゲームもサクサクと遊べるグラフィックス性能を発揮
「MB-W800S-SH」は、CPUにインテルCore i7-4710MQ(動作周波数2.50GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.50GHz)を採用し、16GB(8GB×2)のメモリを搭載。ストレージは128GBのSSDと500GBのHDDを組み合わせた構成だ。また前述した通り、グラフィックスにはNVIDIA GeForce GTX 860Mが採用されている。
「m-Book W」シリーズにはこのほかに、ストレージがHDDのみのモデルと、メモリ24GB、SSD 120GB、HDD 1TBが搭載されたモデル、SSD RAID構成のモデルが用意されている。ここからどれだけユーザーがカスタマイズするかによって、性能は変わるが、本機「MB-W800S-SH」にあたる構成は、シリーズの中堅と考えていいだろう。
では、本機の実力を検証してみよう。Windowsエクスペリエンス インデックスは搭載されていないが、WinSATを実行した結果から、それに当たるスコアは以下の表のようになった。グラフィックス以外の項目は、非常に好成績であるのがわかる。グラフィックスはインテル HD グラフィックス 4600で評価された結果だ。GTX 860Mの実力はのちほどチェックする。
Windowsシステム評価ツール(WinSAT) | |
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プロセッサ | 8.0 |
メモリ | 8.0 |
グラフィックス | 5.9 |
ゲーム用グラフィックス | 5.6 |
プライマリハードディスク | 8.0 |
グラフィックス機能については、「3DMARK」と「PCMARK 8 HOME CONVENTIONAL」で見てみよう。ゲーミングノートとしても、十分な好成績を叩き出している。
ゲーム対応性能については「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」と「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10」を各種設定で実行した。
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」は、1920×1080の最高品質では「とても快適」にとどまったが、ノートPC向けの標準品質と高品質では「非常に快適」という結果が出た。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10」では1920×1080の最高品質では「やや重い」となったが、標準品質と低品質では「普通」となり、こちらも設定しだいで快適に遊べることがわかった。
MB-W800S-SHは、デスクトップマシンと比較しても遜色ない性能と使い勝手を備えたモデルだ。しかも価格は標準構成で129,800円(税別)と、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力となっている。メインマシンとして利用できるノートを探しているなら、ぜひ候補に加えたい一台といえるだろう。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | MB-W800S-SH |
ディスプレイ | 17.3型フルHDノングレア液晶(1920×1080) |
CPU | インテル Core i7-4710MQ |
メモリ | 16GB PC3-12800 DDR3L SO-DIMM |
SSD | 128GB SerialATAIII |
HDD | 500GB SerialATAII |
チップセット | モバイル インテル HM87 Express |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 860M |
OS | Windows 8.1 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×3(右側面×3)、USB 2.0×1(左側面×1) |
サイズ | W413×D277.5×H17.5~44mm(折り畳み時) |
重量 | 約3.2kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.8時間 |
価格 | 129,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2014/5/13(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。