女優の平愛梨、音楽ユニット・moumoonのYUKAがダブル主演を務めるドラマ『10日間で運命の恋人をみつける方法』が、4月20日からスマートフォン向け動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」で配信をスタートし、5月26日に最終話を迎える。
資生堂「ザ・コラーゲン ジュエルスパークリング」のCMとも連動している本作は、仕事中心で"恋のはじめ方"を忘れてしまったフリーライターの"ニコ"こと清瀬虹子(平愛梨)とデザイナーの"ハセ"こと長谷川ユリの恋愛ドラマ。有名占い師・OZに「10日以内に恋人ができる」と予言されたことがきっかけで、2人は今まで出会ったことがないようなイケメンたちに急にモテはじめるも、その中で自身の気持ちと向き合っていく。
YUKAが演じたのは、デザイナーの"ハセ"こと長谷川ユリ。本作で女優デビューを果たし、初挑戦ながらもナチュラルな演技を披露している。次回作への意欲も湧いているかと思いきや、照れながら首を横に振るYUKA。それでも、撮影現場や共演者、スタッフの話題になるとうれしそうな表情を見せていた。周囲にも心配され、戸惑いながら臨んだ今回の現場。撮影エピソードやテーマ曲の制作秘話、自身の恋愛観など、YUKAの内に秘めた思いを聞いた。
――今回が演技初挑戦だそうですが、そうは見えませんでした。
生まれて初めてだったので、共演者の方々やスタッフの皆さんにご迷惑が掛からないように、ということだけを考えて、現場に臨みました。CMには出させてもらったことはあったんですが、セリフを覚えて言うこと自体が全くの初めてだったので、とにかく「すみません、すみません」という感じで(笑)。
――その様子だと、出演オファーを受けて戸惑いもあったのでは。
もともと、ジュエルスパークリングをイメージして「Jewel」という曲を作っていたんですけど、完成したあたりでドラマの出演が決まったことを聞きました。演技もしたことがありませんし、周りのスタッフや相方の昊佑くんも心配している様子で(笑)。出演シーンがどれだけあるのかとか、どんな役なのかも聞かされていなかったので、まずはビックリしたのを覚えています。
でも、決まったからには中途半端な気持ちで臨めないですし、しっかりと向き合おうと思って気合を入れて飛び込んだのですが…皆さん、いい人しかいなくて。私が入っていっても、一緒に楽しく作っていこうよみたいなテンションで接してくださって…。みなさんのおかげで乗り切ることができました。
――平愛梨さんは、YUKAさんが緊張しているように見えなかったとおっしゃっていましたね。
平さんは、撮影している時も常にフラットに接してくださっていたので、現場では(緊張が)ほぐれてて。現場の雰囲気もすごくよくて、カットがかかってもずっとみんなしゃべり続けたり笑ったりしている感じです。笑いが絶えない空気のまま次のシーンに。ハセを演じさせていただきましたが、監督は普段の私の仕草や話し方が好きだとおっしゃって、そのままでいいと言ってくださったのが、私にとっては救いだったと思います(笑)。
――あまり思いつめたりすることもなかったわけですね。
そうですね。早朝から夜まで4日間の撮影で短かったですけど、その分、濃厚な時間でした。初日にそれだけの気持ちで臨みましたが、現場の雰囲気や演技がどのようなものなのかが分かってきてから、緊張や不安がなくなっていきました。