もう1点のアピール点が「ビデオコール」。過去にもあったいわゆるテレビ電話だが、以前に比べると高画質化した点が特徴だが、現時点ではQVGA・30fps程度で、以前に比べれば高画質化したが、画面は粗い。今後、高画質化も検討していくそうだ。

ちなみに、VoLTE通話は通常の通話料だけだが、ビデオコールの場合はさらにパケット通信料も必要になるので注意が必要。7GBなどの制限にかかるため、例えば7GB以上を使って128kbps制限になっているときにビデオコールを行うと、低速で映像が送られるため、品質的には厳しいものになりそうだ(音声はVoLTEのため、7GB制限はない)。ただし、2015年9月末まではキャンペーンでパケット料金が無料なので、7GBを超えていてもビデオコールは制限されない。

そのほか、発信ボタンを押してから実際に着信するまでの時間が短縮されたり、音声通話中のデータ通信でLTEを使えて高速になったり、いくつかのメリットもあるが、「ないよりはあった方が便利」ぐらいな感覚だろう。基本的にVoLTEは「発信・受信者双方がLTE圏内にいて、VoLTE対応端末である」という場合にのみ高音質通話になるが、例えば発信者側がLTE圏内なら、素早い発信と通話中の高速通信という恩恵は受けられる。

VoLTE対応機種