NTTドコモの2014年夏モデルスマホ・タブレット、どの機種がどんな人にオススメできるかを考える(前編)

GALAXY S5

かつてXperiaと共に「ドコモの2トップ」としてラインナップされていたGALAXYといえば、他機種を圧倒するスペックが毎回楽しみなシリーズだった。ただし、ここ最近は少し路線を変更した印象があり、スペックの追求よりもより実用性を重視した機能を充実させてきている。

そんなGALAXYの最新モデルとなる「GALAXY S5」は、シリーズとしては初めて防水防塵に対応。グローバルモデルにはないピンクをカラーバリエーションに加えるなど、より日本ユーザーに取っ付き易くなったモデルとなっている。

サイズは142×73×8.3mmと決して小さくはないが、重さは147gと見た目に反して軽い。背面が樹脂製ということもあり、手に馴染んで持ちやすい機種だ。

最大の注目ポイントはカメラ。画素数こそ約1600万画素と標準的だが、一眼レフと同じ位相差オートフォーカス機能を採用したことで、フォーカス速度が約0.3秒と、従来の3倍近くにまで上昇したという。実際に展示会場でフォーカス速度を試してみたが、たしかにピントを大きく動かしても素早く無駄のない動きでフォーカスしていた。まだまだデジカメには及ばないとはいえ、スマートフォンのカメラの最大の弱点であったフォーカス速度をある程度改善してきたのは地味ながら大きな進歩といえる。