OS XやiOS端末のユーザーにとって、身近なクラウドサービスといえばiCloudをすぐに思い出すかもしれない。データの保管やバックアップツールとして便利な存在で、ダウンロードしたアプリの同期やiWorkなど対応アプリで作成した書類の保存など、iCloudならではの機能も役立つことが多い。

しかし、Apple社以外の製品とデータを共有したい、手軽にデータを貯めておきたい、様々なアプリの出力先に使いたいという場合になると、iCloud以外にもオンライン・ストレージを導入しておいた方が良さそうだ。ここでは今、人気のものや話題になっているサービスを5本ピックアップした。機能や容量比較しつつ紹介していこう。

Dropbox

動作が軽くてファイル転送も素早い。なおかつ多くのアプリのファイル保存と読み込みができるので内蔵ストレージ代わりとしても役立つ

設定で自動アップロード機能をオンにすれば、モバイル端末のカメラで撮った写真もすぐにクラウドへアップ可能

Dropbox」はオンラインストレージの定番とも言える存在。専用フォルダにコピーもしくはファイルを保存するとすぐに同期され、ローカルフォルダにファイルを収納するのと同じ感覚で使える手軽さが人気だ。リンクを使ってDropboxのユーザーでない人ともファイル共有できる機能やモバイル端末の写真をフォルダに自動アップロードできる機能など、インターフェースはシンプルながら便利な機能が盛り込まれている。

また連携しているアプリ数が多いので、アプリで作成したファイルをDropboxに出力してさらに別アプリで読み込んで編集する、といった使い方も可能だ。無料版の初期容量が2GBと決して多くないものの、容量を増やすためのクエストが各125MB、感想をフォームに記入で125MBの増加などがある。また、モバイル専用のメール管理アプリ『Mailbox』をスマートフォンにインストールすると1GB増加なんていうユニークな増やし方も。操作がシンプルで汎用性が高く、モバイル端末にぜひとも導入したいサービスだ。