日本ヒューレット・パッカードの「HP Omni 10」は、CPUに「Bay Trail-T」ことIntel Atom Z3770(1.46GHz)を採用した10.1型のWindows 8.1タブレットだ。解像度1,920×1,200ドット(WUXGA)のマルチタッチ対応液晶ディスプレイや各種センサー類など、タブレットとして必要十分な機能を備えながら、直販価格が44,800円とコストパフォーマンスが非常に高いのが特徴。そこで今回は、HP Omni 10の使い勝手やベンチマーク結果などについて紹介しよう。

「HP Omni 10」(写真は直販モデル「HP Omni 10 5601TW」)

■主な仕様 [製品名] HP Omni 10(HP Omni 10 5601TW) [CPU] Intel Atom Z3770(1.46GHz) [メモリ] DDR3 2GB [ストレージ] 32GBフラッシュメモリ [インタフェース] microUSB、microHDMI、メモリカードスロット(microSD/SDHC対応)、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、ヘッドホン端子 [センサー] 加速度センサー、デジタルコンパス、周辺光センサー、ジャイロスコープ、磁気センサー [ディスプレイ] 10.1型ワイド(1,920×1200ドット) [Webカメラ] フロント:約200万画素、リア:約800万画素 [OS] Windows 8.1(32bit) [本体サイズ/重量] W260×D182×H9.9mm/約650g [バッテリ駆動時間] 約8.5時間 [直販価格] 44,800円(税別)

標準的な10.1型Windows 8.1タブレットが直販価格で44,800円

HP Omni 10の最大の魅力は、何と言ってもコストパフォーマンスの高さだ。CPUはAtom Z3770(1.46GHz)でメモリはDDR3 2GB、ストレージは32GBのeMMC(フラッシュメモリ)という構成で、直販価格が44,800円(税別)と、10.1型のWindows 8.1タブレットとしてはベラボーに安い。量販店モデル(F4L89PA#ABJ)は店頭予想価格が約55,000円と、直販モデルより1万円ほど高くなるが、「Office Home & Business 2013」がプリインストールされていることを考えるとやはり激安だ。

日本HPの直販サイト「HP Directplus」では44,800円(税抜)で販売されている

カタログ上での重量は約650gとされているが、実測では663gだった

本体サイズは約W260×得182×H9.9mmで、ほぼB5サイズ(257×182mm)といったところ。10.1型タブレットとしては標準的なサイズだ。重量は約650gとそれほど軽いわけではない。片手で持ち続けるのは少々厳しいが、両手で持ったりひざ上に置いたりして操作すれば問題ないだろう。