iライターズ

文字を打ってから変換候補リストの右端にある「…」をタップすると候補リストが登場する

変換候補リストにはよく使う単語から難しい表現までそろっており、辞書機能はテキストエディタアプリ中最強だろう

iOSユーザーの悩みとして、なかなか思っているように単語が変換できないという辞書の問題があるだろう。この「iライターズ」(300円)の強みはアプリ自体に25万項目の日本語辞書が搭載されていること。同音異字の言葉はもちろん、固有名詞やことわざ・慣用句が数多く登録され、タップ1回で単語一覧画面が表示される点が便利だ。例えば「あお」と入力すると、「青」「仰」「扇」などの単漢字はもちろん、「青木昆陽」や「仰いで天に愧じず」と通常のIMEではなかなか変換されない言葉まで呼び出すことができる。また、最初の数文字だけでも単語一覧画面に表示されるので、長い単語や慣用句でも少ないタイプで入力するのも可能だ。

また、このアプリの辞書は「iText Pad」「iEverText」などのテキストエディタと連携させて使えるのも特徴。短文は「iライターズ」で書いて、本格的な原稿は「iText Pad」を使って書くという使い分けもできるのだ。このアプリは有料だが、検索・置換、文字数カウントやクラウド利用について機能制限している無料の「iライターズLite」もあるので、まずはこちらを試しに利用して辞書の便利さ体験してみるというのもひとつの手だろう。