どのようなゴールを見据えるか?どんな学びを作り上げるか?

現在の環境について整理してきて、今回の連載を追えるが、ぜひ皆さんにも考えて頂きたいのが、デジタルで学ぶ、デジタルを学ぶといったトレンドの中で、ではこうしたツールを活用してどのような教育へと進めば良いのか、ということだ。

小学校入学前から小・中・高・大学、そして社会人になってから、あるいは趣味的に、と様々な学びの場が存在している。それぞれの環境で求める学びは異なってくるが、自分あるいは自分の子どもに対して、どんな学びがあれば良いか、どんな学びが不足しているのか、そしてこうしたニーズをデジタルが叶えることができるのか、というアイディアを、全ての人が考える事が、非常に重要だ。

本連載では、現在起きていることやテクノロジー業界の動き、また実際にデジタルを活用した学びを作っている人たちにお話を伺いながら、テクノロジーと学びが向かっている方向性と、最適な学びのアイディアについて、共有して行きたいと思う。

松村太郎(まつむらたろう)
ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を追求している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura