省スペースでTV機能搭載の21.5型オールインワン - NEC「VALUESTAR S」

ハイエンドモデル
VALUESTAR S VS570/RSB

NECの「VALUESTAR S」は、21.5型のフルHD液晶ディスプレイを採用したオールインワンPCだ。新シリーズとしてこの春から展開されているが、サイズや基本構成は2013年秋冬モデルの「VALUESTAR N」下位モデルに似ている。従来シリーズから21.5型モデルが分離独立し、新デザインを採用した新たなシリーズとして生まれ変わったと見ていいいだろう。

モデルとしては、CPUや機能の異なる3種類が用意されている。最上位版の「VS570/RSB」はCPUにIntel Core i5-4500U(1.60GHz)を採用し、タッチパネルとデジタル三波シングルチューナーのTV機能を搭載。中位モデルの「VS370/RS」はCPUがIntel Celeron 2955U(1.4GHz)で、TV機能には対応しているものの、タッチパネルは非搭載だ。下位モデルの「VS350/RSW」は中位モデルからTV機能が省略されている。

光学ドライブについては最上位「VS570/RSB」のみブルーレイディスクドライブを搭載し、ほかの2モデルはDVDスーパーマルチだ。無線LAN機能についても上位版のみIEEE802.11a/b/g/nのデュアルバンド対応だが、中位版と下位版ではIEEE802.11b/g/nに対応している。

ミドルレンジモデル・VALUESTAR S VS370/RS

ファインブラック

クランベリーレッド

ファインホワイト

そのほかのスペックは3モデル共通で、メモリはDDR3L 4GB、ストレージは1TB HDDの構成。インタフェースはUSB 3.0×2、USB2.0×4、HDMI、SD/SDHC/SDXCカードリーダが用意され、Bluetooth 4.0を備える。Webカメラは液晶ディスプレイ上部にあり、有効画素数は約92万画素だ。

エントリーモデル
VALUESTAR S VS350/RS

本体サイズは3モデルともにW527×D190×H432mm。奥行きが短いため、比較的狭いスペースでも問題なく設置できる。2W+2WのYAMAHA製ステレオスピーカーを内蔵しており、シャープでありながらノイズの少ないサウンドを楽しむことが可能だ。

TV番組の録画を考えると、ストレージ容量の1GBは少ない気もするが、外付けHDDを利用すれば問題ないだろう。上位モデルであれば日常的な利用には十分なマシンパワーで、「Office Home and Business 2013」がプリインストールされているので仕事にも活用できる。ビジネスやプライベートで使う個人向けの「テレパソ」としておすすめだ。

製品名 VALUESTAR S(VS570/RSB)
量販店価格 185,000円前後
OS Windows 8.1 64bit
CPU Intel Core i5-4500U(1.60GHz)
メモリ DDR3L 4GB
グラフィックス Intel HD Graphics 4400(CPU内蔵)
ストレージ 1TB HDD
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ 21.5型、1,920×1080ドット、IPS
タッチパネル ○(10点マルチタッチ)
有線LAN
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー -
Webカメラ フロント約92万画素
主なインタフェース USB 3.0×2、USB2.0×4、HDMI,オーディオ端子類、SD/SDHC/SDXCカードリーダ
バッテリ駆動時間 -
本体サイズ W527×D190×H432mm
重量 約9.6kg