OneDriveは仕事前提で?
OneDriveは無料でも初期容量が大きいのが魅力である。機能面では、WindowsやMSオフィスを利用する際のバックアップに適している。また、ブラウザからアクセスできる機能を利用し、オンラインで文書を作成、そのままクラウド上に保存しておくという使い方も便利だろう。既述の通り、普段Windows PCやSurface タブレットで仕事をしている人にとっては、MSオフィスを複数人で同時に編集できる機能がとても有意義なものになる。
クラウドサービスを提供する企業を信頼できないと、大事なファイルを預けることはできない。例えばセキュリティの問題。「サイトがハッキングされ、個人情報が流出したら?」「パスワードが外部に漏れ、第3者に不正ログインされてしまったら?」といったことを想像すると恐ろしくなる。それに存続性の問題もある。KDriveなど、ここ数年で消えていったクラウドサービスも少なくない。サービスが消滅してしまえば、貴重なデータも、大量のデータを預けた苦労も水の泡である。
オンラインストレージとの付き合い方は、銀行との付き合い方に似ているのかも知れない。大切な財産を失わないために、万が一に備えてリスクを分散しておく。オンラインストレージサービスの使い分けを改めて考えてみた今回、ふとそんなことも思った。
関連記事
・【レビュー】スマホから自宅のPCを操作できる!? Chrome Remote Desktopを試す(2014年4月17日)