シャープは、プラズマクラスター搭載商品の累計販売台数が、2013年12月に5,000万台を達成したことを発表。2014年4月25日から「プラズマクラスター おかげさまで5,000万台プレゼントキャンペーン」を実施する。
空気浄化技術であるプラズマクラスターは、2000年10月に初めて空気清浄機に搭載されて以来、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、除湿機、加湿機、セラミックファンヒーター、掃除機、理美容家電、ロボット家電など、シャープ製の家電製品15品目に搭載。さらに、日産自動車、トヨタ自動車、ダイハツ工業、日野自動車、いすゞ自動車、本田技研工業のカーエアコンやバスエアコンに採用。LIXILのシャワートイレ、リンナイのガスファンヒーター、フジテックのエレベーター、川崎重工の鉄道向け空気浄化システムなど、26社の異業種企業の業務用機器にも採用されている。
これまで山形新幹線「つばさ」や東北新幹線「はやぶさ」、南海電鉄特急「サザン」にブラズマクラスターを採用。新たに大阪市営地下鉄御堂筋線の30000系車両に試行的に搭載することを発表しており、通勤電車に初めて搭載されることになる。
また、「プラズマクラスターによる衛生空間づくりと節電の新たなソリューション提案」が、平成25年度省エネ大賞の「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。
5,000万台の出荷実績のうち、約85%が国内向け。残りの約15%がアジアや中近東を中心とした海外向けとなっている。また、2013年度にシャープが発売した白物家電商品の約5割にプラズママラスターイオンを搭載しているという。
シャープ 健康・環境システム事業本部・阪本実雄副本部長は、「プラズマクラスターイオンは、高い安全性、確かな効果、進化する技術という3つの観点で評価を得ている。自然にあるものと同じイオンであることで、安全性は実証済み。国内外24の第三者機関で実証されている。さらにデバイスの小型化、高濃度化により、様々なデバイスへと搭載されている」と語る。
プラズマクラスター技術は、プラズマ放電によって発生する+と-のイオンにより、ニオイや静電気、有害物質の抑制や低減効果をもたらすというもの。最近では、新たに黄砂に付着している細菌・カビの抑制や、PM2.5に含まれている有機化学物質の除去にも効果があることを実証。エアコン室内機や洗濯機のカビ菌増殖を抑制。さらには冷蔵庫の庫内壁面の付着賞臭低減効果があるという。