都内で開催された説明会では、ジョウボーン社 国際パートナー・製品開発部門責任者のヨーゲン・ノルディン氏が新製品を紹介した。現在、Androidスマートフォン市場では5インチ前後の大型ディスプレイを搭載したモデルが流行しつつある。ヨーゲン氏はこの話題について触れると、「デバイスが大型化すると、スピーカーとマイクの位置が遠くなるので通話しにくくなる。私の周りには、通話のしづらさゆえに通話時間が短くなったという人もいる」と話した。ジョウボーン社では、この市場動向をヘッドセット製品をアピールする機会と捉えている。
ジョウボーン社の製品はこれまで、通話品質やフォームファクターの品質でプレミアムヘッドセット市場をリードしてきた。しかし、バッテリーの持続時間については課題が残っていた。「利用者には8時間しゃべりたい、という人もいる。ただ、長時間利用できる製品を作ろうとすると、"コールセンターから来たんですか"と言われてしまうような、大きなサイズの製品になってしまう。駆動時間を伸ばすために、使いやすさ、心地良さをトレードオフで失いたくはなかった」とヨーゲン氏。そこで今回のモデルでは、モバイル充電ケースを同梱するアイデアを採用した。これにより製品のサイズは大きくなるどころか、従来製品の42%にまで小型化することに成功している。