2軒目はハンバーガーの「シェイク・シャック」。現在、マンハッタンに6店舗を構えるが、今回はジョン・F・ケネディ国際空港のターミナル4にある店を訪れた。

「シャック・バーガー」(シングル5.75USドル=約590円)。トマトもレタスもシャキシャキ。味の決め手はソース。少しクリ―ミ―ながら肉のうまみを引き立てる、そんな感じだ

セキュリティーチェックを終えた制限区域内にあるためマンハッタンにある他の店ほど並ばずに食べられるだろうと思っていたのだが、午前10時過ぎで混雑しそうにもない時間にも関わらずの混みよう。マンハッタンの店で食べそこねたか、一度食べておいしくてもう一度口にしたくなったか。いずれにしろ、「空港店なら余裕で入れるだろう」と筆者と同じ考えで来ている客で店内はほぼ満席だった。

上品なソースが肉のうまみを引き立てる

アメリカを旅していると、日本にあるチェーン店のそれとはかけ離れたおいしさのオリジナルハンバーガーに出合うことがある。では、ここの味はどうなんだろう?と、楽しみにしながら待っていると順番が来たので、「シャック・バーガー」(シングル5.75USドル=約590円)をオーダー。

並んでいる間に壁に表示されたメニューでオーダーを決める。店員さんもフレンドリーで愛想がいいのも好印象

できあがったらこの機体が鳴る。オーダーしてから作るのもおいしさの一因なのだろう

待つこと約5分。温かいうちにとかぶりついたら、外側のパンはしっとり、上質なサーロインを使っているというハンバーグはとてもジューシー。チーズとのバランスも良く、アメリカのハンバーガーのイメージを良い意味で裏切る上品な味。サイズも小ぶりだ。オーナーは格付けレストランガイド「ザガット・サーベイ」の常連とも言える有名シェフ、ダニー・マイヤー氏。味が上品なのも納得だ。あっという間に食べ終えてしまい、ダブルにすれば良かったな、と少し後悔したくらいだ。

使われているカップやグッズがいちいちかわいい

ロゴも人気でTシャツやキャップにデザインして販売している

店の場所がデルタ航空の日本便が発着するターミナル4の制限区域内にあるため、飛行機に乗る前の小腹が空いた時に立ち寄るのにぴったりだ。もちろんニューヨーク滞在中にマンハッタンの店に行くのもいいだろう。とにかくニューヨークに来たら一度は食べたい、おすすめのハンバーガーだった。

※記事中の情報・価格・レートは2014年3月取材時のもの