10日に発表された、NTTドコモの新料金プラン。どんな使い方をしている人が得をするプランなのだろうか。本稿では「個人がスマートフォンを1台契約した場合」「個人がスマートフォンとタブレットを契約した場合」などについて考えてみたい。
月額料金の算出方法が変更
まず基本的なことをおさらいする。月額料金の算出方法は、以下のように変更される。
【旧プラン】「基本料+通話料+ISP+パケット代」
【新プラン】「基本プラン+ISP+パケットパック」
新プランでは「基本料+通話料」が「基本プラン」となる。新プランでは話し放題になるため、通話料という概念が存在しなくなるのだ。実際に具体的なサービスの名称を当てはめた事例を考えてみる。例えば、次のような契約ケース。この契約ケースを選ぶ人は多いことと思われる。
【旧プラン】「タイプXiにねん+通話料+ISP+Xiパケ・ホーダイ フラット(7GB)」
【新プラン】「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)+ISP+データM(5GB)」
単純に月額料金を当てはめると、次のようになる。
【旧プラン】743円+通話料+300円+5,700円=6,743円+通話料
【新プラン】2,700円+300円+5,000円=8,000円
ここで少し解説しよう。旧プランでは2年縛りがある月額743円の「タイプXiにねん」、縛りはないが月額1,410円の「タイプXi」の2プランが存在する。3GBまで使える月額4,700円の「Xiパケ・ホーダイ ライト」、7GBまで使える月額5,700円の「Xiパケ・ホーダイ フラット」の2プランを提供している。
新プランで音声通話をするためには月額2,700円の「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」の一択になる。パケット定額は2GBまで使える月額3,500円の「データS」、5GBまで使える月額5,000円の「データM」を用意する。なおパケット量は1,000円/ GBで追加購入することができる。