NTTドコモは10日、国内の音声通話を定額とする「カケホーダイ」、パケット通信のデータ通信量を家族間・同一法人間で分け合える「パケあえる」を導入すると発表した。6月1日から提供を開始する。同日、都内で開催された記者説明会にはNTTドコモの加藤薫社長が登壇。新プランの詳細や、導入の狙いについて説明した。

NTTドコモでは国内の音声通話を定額とする「カケホーダイ」、パケット通信のデータ通信量を分け合える「パケあえる」を導入する

新料金プランの概要

新料金プランのコンセプトは「ライフステージに合わせて、長くおトクにお使いいただける料金」というもの。記者説明会に登壇した加藤社長は、新プランを導入した背景について「利用者の方には、長期間ドコモを利用するメリットがほしい、無料通話分を含む料金プランがほしい、複数の端末を効率的に使いたい、といったお声をいただいていた」ためと説明した。

登壇した加藤薫社長は「新料金プランによってパケットの利用量が増えれば、お客様にスマートライフをお届けできる日も早まるのではないかと期待している」と話した

今回導入が発表された「カケホーダイ」では、スマートフォンの場合2,700円/ 月で、ドコモケータイの場合2,200円/月でNTTドコモや他社の携帯電話、および固定回線への国内通話が話し放題となる。加藤社長は「新料金プランなら、1万円分話す方は単純計算で7,800円安くなる。時間を気にすることなく、音声通話を楽しむ方が増えたら嬉しい」と話した。

「パケあえる」は、最大10人でパケット量を分け合えるというもの。一人で複数端末のパケット量をシェアすることもできる。加藤社長は「国内で初となる試みです」とアピールした。料金プランの詳細は後述を参照。

カケホーダイと、パケあえる