5スロット占有のVGAクーラー

Arcticから、VGAクーラーの新製品が4モデル発売となっている。空冷のハイエンドモデルは「Accelero Xtreme IV」。トリプルファンのクーラーは従来モデルの「III」とよく似ているが、グラフィックスカードの裏面に装着するための巨大なヒートシンクが付属するのが大きな特徴。通常版とRadeon R9 280X版があり、価格は12,000円前後だ。

Arcticの「Accelero Xtreme IV」。従来とほぼ同じように見えるが…

裏面はこの通り。巨大なヒートシンクが装着され、VRMやRAMを冷却する

冷却能力は300W。同社がGeForce GTX 780を使ってテストしたところ、GPU温度はリファレンスクーラーの82℃から66℃まで低下したそうだ。ただその反面、装着時の厚さが増しており(裏面ヒートシンクは23mm厚)、オリオスペックによると「5スロット厚になる」とのこと。2枚差しのときに支障が出る恐れがあるので注意したい。

かなり厚くなる。表側が3スロット、裏側が2スロットを占有する

通常版の対応GPU。GeForce GTX TITANやRadeon R9 290Xなどをサポート

「Accelero Hybrid II-120」は、空冷/水冷ハイブリッド型のVGAクーラーで、冷却能力は320W。価格は15,000円前後だ。「Accelero TWIN TURBO III」はデュアルファンの空冷VGAクーラーで、価格は8,500円前後。両モデルとも、Xtreme IVと同じように、裏面用の大きなヒートシンクが付属する。

「Accelero Hybrid II-120」。従来機と違い、カード側にファンは無い

「Accelero TWIN TURBO III」。表側のクーラーは従来と同じ構成

Haswell版NUCをファンレス化

AkasaのNUC用ケースに、Haswell対応の「Newton H」が登場、発売となっている。Haswell搭載のNUCマザーボード「D54250WYB」「D34010WYB」を格納して、ファンレス化することが可能。従来のNewtonからは、フロント/リアのインタフェースが変更になったほか、サイズも奥行き方向に2cm長くなっている。オリオスペックでの価格は9,980円。

AkasaのNUCケース「Newton H」。素材はアルミでカラーはブラックのみ

インタフェースが違うので、Newton Hはこの2モデル専用となる