消費税が8%に引き上げ

17年間続いた「消費税5%時代」がついに終了。この4月から、消費税の税率が8%に引き上げられた。秋葉原のPCパーツショップでも、3月に入ってから駆け込み需要が見られていたが、3月最後の週末にはそれがピークに達したようで、ショップスタッフからは「年末年始より忙しかった」「気が狂いそうだった」という声も出ていた。

TSUKUMO eX.

BUY MORE秋葉原本店

ドスパラパーツ館

東映ランド

消費税が3%アップしたことで、当然ながら店頭で支払う金額も増えるわけだが、製品価格の表示に関しては、「税込み価格表示」と「税抜き価格表示」にショップ側の対応が分かれた。これまでは、5%の税込みで「19,800円」のような数字が多かったのだが、これからは中途半端な金額が増え、1円玉をやり取りするシーンも多くなりそうだ。

税抜き価格表示に切り替えたショップがあるのは、おそらく1年半後に予定されている税率の再引き上げ(8%→10%)を見据えてのことだろう。だが、税抜き価格だと、結局いくら支払えばいいのか、分かりにくいのも事実。お客さんの利便性を考えれば、せめて税込み/税抜きの両価格を併記するなどの配慮をお願いしたいところだ。

オリオスペック

>※読者にとって重要な情報は税込み価格だとの考えから、本コラムでは基本的に、4月以降も税込み価格表示を続けることにします(自分で計算するのは結構面倒ですが…泣)。

プレクスターの新世代SSD

Plextorから待望の新世代SSDが登場。2.5インチ版の「M6S」とmSATA版の「M6M」があり、いずれもMarvell製の最新コントローラ「88SS9188」を搭載している。M6Sは3モデル(128GB/256GB/512GB)、M6Mはそれに64GBモデルを加えた4モデルがラインナップ。まずは最大容量の512GBモデル以外が発売されている。

Plextorの「M6S」。従来の青色から一転、黄色が基調のパッケージに

こちらはmSATA版の「M6M」。価格や仕様はM6Sと異なっている

M6Sは、従来の「M5S」の後継モデル。最大容量が256GBから512GBに増加したほか、ランダムアクセス性能が大幅に向上している。また省電力化も進んでおり、M5Sに比べ消費電力は30%~50%程度削減されているという。「M5 Pro」のパフォーマンスに近づいたことで、M5 Proの後継モデル(M6 Pro?)も気になるところだ。

■M6Sの仕様と価格
データ容量 128GB 256GB 512GB
シーケンシャルリード 520MB/s
シーケンシャルライト 300MB/s 420MB/s 440MB/s
ランダムリード 88000IOPS 90000IOPS 94000IOPS
ランダムライト 75000IOPS 80000IOPS
価格 11,500円前後 20,000円前後 未発売

M6Mは、従来モデル「M5M」の後継となる。先週発売されたCrucialの「M550」などは、2.5インチ版とmSATA版で価格も仕様も共通であったが、M6シリーズは異なっており、データ転送速度はこのM6Mの方が上だ(512GBモデルのみ同じ)。仕様と価格については以下の通り。

■M6Mの仕様と価格
データ容量 64GB 128GB 256GB 512GB
シーケンシャルリード 520MB/s
シーケンシャルライト 160MB/s 340MB/s 440MB/s
ランダムリード 73000IOPS 90000IOPS 94000IOPS
ランダムライト 42000IOPS 76000IOPS 80000IOPS
価格 8,000円前後 12,000円前後 22,000円前後 未発売