ハイアール アクア セールスは3月25日、新たに「ロボット掃除機」「DCモーター扇風機」「オーブントースター」を、AQUAブランドで発売することを発表した。同社では、2012年の事業開始以来、冷蔵庫、洗濯機および業務用洗濯機器に製品を限定してきたが、新たな製品群の投入によって事業拡大に乗り出す。
同日、大阪で開催された報道関係者向けの発表会では、ハイアール アクア セールスの中川喜之社長が登壇。「ハイアール アクア セールスは、会社設立以来3年目を迎える今年が重要な1年になる。その年に冷蔵庫や洗濯機以外の製品への製品展開を図りたいと考えていた」と製品ジャンルの拡大意向について言及。また、「取引先からも新たな製品に対する期待が高まっていた。2013年初めから社内プにロジェクトチームを設置し、新たな製品領域や発売時期などについて検討を進めてきた結果、今回の新製品を投入する」と意気込みをみせた。
そのうえで「再後発メーカーであることから独自性のある製品が必要であり、価格の面でもプレゼンスを出せるものとした。今回発表した製品の共通コンセプトは、毎日の使い心地にこだわるという点。デザイン性を重視したもの、機能として業界最高水準にこだわったものを投入する」と製品の特徴を強調したほか、「かつての三洋電機で取り組んできた技術や使い心地を継承したものもある。今回の製品群を第1弾として、年内には第2弾製品も投入し、製品カテゴリーを順次増やしていきたい」と今後のラインナップについても述べた。
ハイアール アクア セールス 新規事業プロジェクト営業企画チーム・稗田雅則部長は、「ハイアールブランドで展開している製品を日本市場に投入したのではなく、機能などはハイアール アクア セールスで企画した日本向けの独自製品である。台湾、中国のハイアールの協力工場で生産しており、お掃除ロボット(ロボット掃除機)はハイアールグループとしては初の製品となる」とした。