超宇宙ブースではロケットパーツをプレゼント
続いて、この日の発表でもっとも大きな反響があった「超宇宙ブース」を紹介しよう。
宇宙航空研究開発機構「JAXA」協力のもと、実際に宇宙に打ち上げられたロケットの先端部分に付属していたフェアリング部分(約5m)をブースに展示するほか、数量限定で来場者にもフェアリングの一部をプレゼントする。フェアリングとは、ロケットの最先端部に位置し、中に搭載している衛星などを、打上げ時の振動や大気中を飛行する際に生じる熱から守る部品のこと。もちろん、かなりのレアアイテムだ。それにしてもなぜJAXA……と思うかもしれないが、「ニコニコ生放送」では過去にスペースシャトルの打ち上げや探査機「はやぶさ」の公式特番を放送した経緯があり、宇宙を扱った動画は人気コンテンツのひとつだ。その意味ではそれほど意外なコラボでもないと言える。
自衛隊ブースには「アパッチ・ロングボウ」が展示
昨年に引き続き、陸海空がそろいぶみして出展することが話題となっている「自衛隊」ブース。前回は10式戦車を展示し、安倍晋三首相や石破茂氏が訪れるなど注目を集めていた。前回以上のインパクトが求められる今年の展示はかなり難航したようだが、ついにこの日、展示内容が明らかになった。
まず、陸上自衛隊はヘリコプター「AH 64D アパッチ・ロングボウ」を展示。なんと幕張メッセの横に着陸し、そこから会場内まで運搬するという力技だ。対する海上自衛隊は「DDG-172 護衛艦 しまかぜ」の模擬演習バーチャル体験が可能な設備を用意するという。「昨年は(陸上自衛隊の)10式戦車の展示に大変悔しい思いをしたので」(海上自衛隊担当者)と気合も十分。さすがに全長150mを誇る本物は持ってこられないが、バーチャル体験を可能にしたという「謎の技術」に期待したい。また、待機列向けに艦内装備や艦長へのインタビューが見られるよう展示を行う他、海上自衛隊を象徴する料理、カレーのレシピなども公開される可能性があるということだ。
残る航空自衛隊だが、詳細はまだ決まっていない。自衛隊ブース全体としては、コスプレ体験やトークショーなどを行う予定だ。こちらも続報を待ってほしい。
ダイオウグソクムシ復活祭
先日、「ニコニコ動画」はもちろん、ネット各所で話題になった深海生物「ダイオウグソクムシ」。残念ながら1号は先日死亡してしまったが、「ニコニコ超会議」では「超ダイオウグソクムシブース」を設置し、KDDIバックアップと新江ノ島水族館全面協力のもと、ダイオウグソクムシを輸送して展示するという。
やってくるダイオウグソクムシは2匹で、さらにオオグソクムシも100匹展示される。この他、死亡した1号を3Dプリンタで再現する「1号たん復活祭」も開催されるという。……続きを読む