ドワンゴは4日、4月26日と27日に千葉県・幕張メッセで開催される、ニコニコ動画のあらゆるカテゴリを網羅したユーザー主体の超巨大フェスイベント「ニコニコ超会議3」の発表会を東京・六本木のニコファーレで開催した。
発表会では、超会議初となるアニメエリア設置に関する情報や、自衛隊ブースの展示情報が発表されたほか、「超宇宙ブース」「超ダイオウグソクムシブース」など「ニコニコ超会議」らしい個性的なブースの詳細が明らかになった。
盛りだくさんの発表内容の中から、特に注目のポイントをピックアップして解説していこう。
まずは協賛・後援の続報。「ニコニコ超会議」は初回に約4億円の赤字を出しており、その反省をもとに昨年は協賛企業を募って、赤字を約8,000万円まで減額した。そして今回、すでに特別協賛の任天堂をはじめ多数の協賛企業が発表されているが、新たに追加協賛企業が発表となった。
「演奏してみた」ブースで協賛する「サークルKサンクス」。そして「お絵かきチャット」協賛となる「ワコム」が新規に参加。また、昨年に引き続き「ユーザー生放送」ブースの協力企業としてパナソニックが名乗りを上げており、ウェアラブルカメラとノートパソコンを20セット貸し出すという。
そのほか、EPSON、GALLERIA、acer、Blackmagicdesignが協力企業に名を連ねており、avexやMicrosoft、e-sports SQUARE、日本遊技関連事業協会が特別出展する。さらに昨年に引き続いて各政党がブースを出展。今年は「自由民主党」「民主党」「公明党」「日本共産党」「日本維新の会」「みんなの党」「結いの党」が参加する。また、総務省と文化庁、千葉県の後援も決定している。すでに発表されていた分も含めると、協賛・出展企業は全87社、後援は5団体(経済産業省・千葉市が発表済み)となった。スポンサーがつけば赤字の減額がさらに期待できるが、「その分、コストもかけているので、どうなるかわからない」(ドワンゴ取締役・夏野氏)という。
超アニメエリアの詳細が発表
「超会議3」の目玉の一つとなるのが、今回発表された「超アニメエリア」だ。ここでは常設展示として『進撃の巨人』『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』『艦隊これくしょん -艦これ-』『メカクシティアクターズ』といったニコニコ動画でも人気のコンテンツがブースを構えるほか、『ハピネスチャージプリキュア!』や『仮面ライダー鎧武/ガイム』『超禁断生ラジオ』といった多彩なステージイベントも行われる。
『進撃の巨人』では立体機動装置の体験、『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』ではVR技術を使った主人公リトのラッキースケベ体験、『艦隊これくしょん -艦これ-』ではゲーム内に登場する提督の部屋を再現する。また、艦娘もブースに登場し、記念撮影ができる。なお、担当の伴氏のこだわりで「通常のコスプレではなかなか再現できない艤装(ぎそう)も再現します」という。
『プリキュア』や『仮面ライダー』といった子ども向けのコンテンツを充実させることから、今回の「超会議3」では未就学児の入場料を無料化する。また、インフォーメーションでのベビーカー預かり対応なども行い、ファミリー層にアピールするという。
さらに、影山ヒロノブや℃-ute、上坂すみれ、Berryz工房など豪華アーティストが出演するステージイベント「超音楽祭2014」も見逃せない。こちらは「アニメやアイドルをごっちゃにして、フェス形式で一日中歌って騒ぐ場所」(伴氏)とのことだ。……続きを読む