――「ミライナイト」というタイトルの意味は?
佐藤「作詞家さんが作ってくださった造語なんですけど、未来にむけてワクワクして、気持ちが高まって、眠れない夜……そんなキモチが込められているとお伺いしました」
――実際に歌ってみた感想はいかがですか?
佐藤「曲自体もキャッチーでかわいいのですが、歌詞もすごくシンプルで、すんなりと自分の中に入ってくるものばかりだったので、とても歌いやすかったです。レコーディングのときは、ディレクターさんがすごくこだわってくれて、いろいろな歌い方を挑戦させていただいたんですよ。それもすごく面白かったです」
――いろいろな歌い方というのは?
佐藤「たとえばAメロからCメロにかけての歌い方を、元気で明るくいくのか、しっとりとした感じでいくのかとか、サビでどの程度爆発させるのかとか、そういったところをいろいろなパターンを歌ってみたりしました」
――レコーディング自体は初めてじゃないですから、すんなりといった感じですか?
佐藤「キャラクターソングの場合は、キャラクターになりきって歌ってください、というディレクションくらいなので、それこそ2~3時間で終わることがほとんどなんですけど、『ミライナイト』はそれ以上の時間をかけて、じっくりとやらせていただきました。時間が掛かった分、大変ではありましたが達成感も大きかったです」
――充実したレコーディングだったわけですね
佐藤「終わったあとは、これでみんなに届けられるんだっていう気持ちでワクワクしていました(笑)」
――12月8日には新宿で初お披露目が行われました
佐藤「やっと皆さんに報告できるということが一番うれしかったです。ずっと"謎"のままでしたからね(笑)。皆さんに『デビューするよ!』っていえる嬉しさみたいなものがすごく大きくて、気持ち的には緊張というより高揚感のほうが強かったです」
――緊張はしなかったですか?
佐藤「もちろん、まったくしなかったというわけではないです。キャラクターソングではなく、自分の歌を、しかもファンの方だけではない場所で歌うというのは初めての経験だったので。キャラソンはキャラになりきればいいのですが、なりきるものがない状態で自分を出すというのがすごく新鮮でした。そこはこれから慣れていくしかないですね」
――『ミライナイト』の詞で気に入っているところはありますか?
佐藤「一番最後の『オーライ!』のところですね。ここだけは"掛け声"にさせてもらいました。最初はここも普通に歌っていたんですよ。でもだんだん楽しくなってきて、掛け声っぽくやってみたら、それもいいですねってことになって(笑)。あとは『あいまい未来』のところも好きです。すごくかわいくて、好きな言葉です。これ『I my 未来』と『あいまい未来』の二通りあるんですけど、聴いているだけだとどちらかわからないので、ぜひ歌詞も見ながら聴いてみてください」