ディスプレイにはタッチパネルが装着され、スマートフォン同様のタッチ操作が可能。ただ、従来は右側面にあった物理ボタンがディスプレイ下部に配置されたことで、より直感的に操作できるようになったと感じる。

左側面。厚さは10mmと、従来より薄くなった

右側面。こちらにはマイクを搭載している

また、実際に操作してみると、従来より動作がかなり軽くなったと感じた。搭載プロセッサがデュアルコア(1.0GHz)となり処理能力に余裕ができたことと、OSがTizenに変わったことが影響していると思われるが、これなら十分ストレスなく利用できると感じる。

こちらは、「Samsung Gear2 Neo」。デザインはGear2とほぼ同じだが、ボディが樹脂製となっているためか、やや安っぽく感じる

Gear2 Neoのディスプレイ。こちらも1.63インチ、160×160ドット表示ののスーパーAMOLEDを採用する

Gear2 Neoもディスプレイ下部に物理ボタンを配置。スマホに近い自然な指の動きで操作が可能となった

左側面。こちらも厚さは10mmとなる

右側面。Gear2 Neoもこちらにマイクを搭載している

Gear2では、カメラの位置も変更された。従来のGearでは、ベルト部分にカメラが搭載されていたが、Gear2ではディスプレイ上部の本体側に内蔵されるようになった。ベルト部のカメラ突起がなくなったことで、デザイン的にスマートになった印象を与える要因になっている。

そして、このカメラ部の仕様変更によって、従来は不可能だったベルトの交換が可能となっている。発表会では、交換ベルトなどの展示はなかったが、今後ドレスアップベルトなど様々なアイテムが登場するものと思われる。カメラの仕様は、撮像素子が約200万画素と、従来の約190万画素からわずかに高解像度化している。画質はチェックできなかったが、おそらく従来モデルとほぼ同等と思われる。

Gear2では、約200万画素のカメラをディスプレイ上部の本体側に搭載。見た目にスマートになったと感じるのは、この仕様変更が大きな要因だ

カメラ搭載場所が変わったことで、一般的な腕時計のようにベルトの交換も可能となった。様々なデザインのベルトの登場に期待

それに対しGear2 Neoでは、カメラを搭載しない。カメラ搭載の有無が、Gear2とGear2 Neoの仕様面での大きな違いとなる。ただしGear2 Neoには、Gear2でカメラを搭載するディスプレイ上部のスペースに、赤外線ポートを搭載している。