プレスカンファレンスでは、Xperiaと連携するガジェットとして「SmartWear」も紹介された。CESで情報は公開されていたが、今回正式にグローバルで3月から発売することが発表された(国内の発売時期は未定)。
「コア」と呼ばれるセンサーをバンドなどで体に装着し、活動量計やライフログとして活用できる製品で、スマートフォンアプリの「Lifelog」アプリの独特な機能が最大の特徴だ。
Lifelogアプリは、画面上半分に自分の行動がグラフィカルに表示され、下半分に歩数などの活動が表示される。時系列で行動が記録され、スマートフォンで送受信したメッセージ、カメラで撮影した写真、「お気に入り」に登録した行動、訪問した場所、といった情報をログとして振り返ることができる。
鈴木社長は、「私たちのコンセプトは、ガジェットの先に行くこと」と強調。単なる活動量計ではなく、アプリと組み合わせたライフログの新しいUIをアピールする。SDKを公開するほか、コアを組み込むバンドをサードパーティに開発してもらうことで、SmartWearの世界観を拡大していくことが目標で、エレコムやバッファロー、ミヤビックスなどが、すでにバンドの開発に参加しているという。
SmartWearと連携するハードウェアのコンセプトとして、「ライフログカメラ」も紹介された。これは、小型のカメラを常時身につけ、常に撮影していくことでライフログを記録するというコンセプトで、現時点では商品化は決定していないが、連携する製品の一つの方向性を示していた。
「コア」の機能自体は、それほど珍しいものではない。アプリやサービスと組み合わせ、またSDKの公開でさまざまなサードパーティのアプリ・サービスと連携させることで、世界を拡大していくのが狙いだ。
関連記事
・【MWC 2014】AcerがデュアルSIM対応の新型スマホ「Liquid E3」「Liquid Z4」発表、4月より欧州で発売 (2014年02月24日)