DTCP-IP対応アプリで「REGZA」や「nasne」と連携
VT484には、ほかの8型Windowsタブレットにはない便利な機能がある。それは標準搭載アプリ「RZスイート express」によって、同社の「REGZA」シリーズやソニーの「nasne」などDTCP-IP配信対応機器と連携できることだ(※)。
「RZプレイヤー express」は次の3つの機能で構成されている。DTCP-IP配信対応機器で録画した番組をワイヤレス再生できる「RZプレイヤー express」、放送中の番組を見られる「RZライブ express」、そして録画した番組をムーブして持ち出せる「RZポーター express」だ。
実際にRZプレイヤー expressを使って、nasneとの連携を試したところ、録画番組の一覧表示や再生、VT484へのダビング/ムーブとも問題なく行えた。テスト環境は、ルーターに対してnasneは有線LAN接続、VT484はIEEE802.11nの無線LAN接続。レスポンスもよく、寝室などnasneから離れた場所で録画番組を見るには十分な完成度といえる。
放送中の番組を見る際、通常はRZライブ expressを使うのだが、筆者のnasneでは放送中の番組も録画番組と同じ扱いとなるため、RZプレイヤー expressを利用した。デスクトップ版では問題なくリアルタイムに視聴できたが、ストアアプリ版ではライブチューナーにチャンネル一覧が表示されず、視聴できなかった。
nasneの録画番組をダビングするには、RZプレイヤー expressで番組を選択してダウンロードを選択する。ダウンロードの進行状況は、「ダウンロード履歴」にて確認ができる。そしてダウンロード後にRZポーター expressで再生するという流れだ。なお、RZプレイヤー expressに対応する同社のREGZAシリーズでは、テレビやレコーダー側からVT484を指定してのダビングが可能であるという。
※対応機種については同社Webページで確認を。