また、ペットフィットには愛犬の健康管理という使い方もある。あらかじめ犬種や食事内容、身体情報などを入力しておくことで、現在の状態に応じた獣医師のアドバイスを受けることができるのだ。このアドバイスやカロリー算出式を監修するのは、犬猫電話相談サービスを行う会員制動物病院Anicli24の院長を務める三宅亜希獣医師である。

さらに、ペットフィットによりクラウドに送信された「愛犬ビッグデータ」は、個人情報に配慮した上で研究・医療機関との連携に使用され、ペットフィットの端末品質の向上はもちろん、様々なペット医療の研究にも利用されるという。

犬山動物総合医療センターの太田院長

発表会には、犬山動物総合医療センターの太田院長が登壇し、ペットフィットについて「夏に暑くなって熱中症で死亡する愛犬も多いので、室温や外気温がわかるのはすばらしい機能。最近は肥満になる愛犬も多いが、防ぐためにただフードを減らせばいいというものではない。カロリーデータが病院に飛んでくれば、適切な指導ができる。人と動物が快適に過ごせるようペットフィットを推奨したい」と推薦コメントを寄せた。