NTTドコモは13日、国内初となる愛犬向け新サービス「ペットフィット」を発表した。ペットフィットは専用端末とスマートフォン、タブレット端末を利用して、離れた場所から愛犬の様子を確認できる健康管理サービス。2014年3月から提供を開始する。
発表会に登壇したNTTドコモ M2Mビジネス部長 高原幸一氏は、今回のサービスをスタートすることになった背景として、1兆4千億円にものぼる国内のペット関連市場規模を挙げる。特に愛犬については国内で約1100万頭がペットとして飼われており、これは人間でいうと3歳から12歳までの子どもの人口と同等だという。
人間社会にすっかり溶け込んでいる愛犬たちではあるが、一方で飼い主にとって不安の種も存在する。それが「迷子」になる犬たちの問題だ。NTTドコモ調べによると、約25%の飼い主が愛犬が迷子になった経験を持っており、迷子に対する不安を抱えている飼い主は約9割にも上る。
また、言葉によるコミュニケーションがとれない愛犬の健康状態もまた飼い主にとっての心配事のひとつで、食事の給与量や適度な運動など、愛犬の健康管理に気を遣っている飼い主が多いという。