CPUクーラー市場に新規参入!

注目の新興メーカーCRYORIGから、第1弾製品となるCPUクーラー「R1 Ultimate」が登場した。同社は昨年設立されたばかりの新メーカーであるが、中心メンバーはこれまで、Thermalright、Prolimatech、PhanteksといったメーカーでCPUクーラーの開発に携わってきたという。今後、どんな商品を作り出していくのか、非常に気になるところだ。

CRYORIGの第1弾製品「R1 Ultimate」。性能は期待できそうだ

ヒートパイプは7本も搭載している。フィンの形状もユニークだ

同社初の製品となるR1 Ultimateは、14cmファンをデュアル搭載するハイエンドCPUクーラーだ。独自技術「DirectCompress」により、フィンとヒートパイプの接合面積を大きくしたほか、吸気側のフィン間隔を広く、排気側のフィン間隔を狭くする「Jet Fin Acceleration System」により、エアフローを高速にしたという。価格は14,000円前後だ。

良く見ると、シルバーとブラックの場所で、フィン間隔が異なる

もちろん冷却ファンも新開発。14cm径の「XF140」をデュアル搭載した

付属ファン「XF140」の回転数は700~1,300rpm、ノイズレベルは19~23dB(A)。同社独自のHPLN(High Precision Low Noise)スリーブベアリングの採用により、ノイズの発生を抑えた。ファン単体での販売も開始されており、価格は2,700円前後。なお、初回ロットに限り、このXF140が1個オマケで付属し、トリプルファンにすることが可能。

初回ロットの製品には、このようにファンが1個オマケでつく

25mm厚のXF140(右)のほか、13mm厚の「XT140」も発売されている

新興メーカーということで、サポート体制が不安だという人もいるだろうが、保証期間はなんと最長6年。最初の3年は代理店の通常保証で、WEBサイトからユーザー登録すれば、さらに3年のメーカー保証が追加される。CPUクーラーとしては決して安くはないだけに、この長期保証は嬉しいところだ。