カプコンの大ヒットタイトル『戦国BASARA』シリーズとして約3年半ぶりの新作となるプレイステーション3用ソフト『戦国BASARA4』がいよいよ来週1月23日に発売される。

1月23日に発売されるプレイステーション3用ソフト『戦国BASARA4』

2005年のリリース以来、カプコンを代表するタイトルへと成長した本シリーズは、日本の戦国時代を舞台にしたスタイリッシュ英雄(HERO)アクションゲーム。その魅力は、ゲームのみならずアニメ、劇場版、舞台、各種グッズとコンテンツは瞬く間に拡大し、熱狂的なファンを生み出し続けている。

主題歌は、オープニングテーマをT.M.Revolution、エンディングテーマをSCANDALが担当し、2月12日には両者によるスプリットシングル『Count ZERO | Runners high ~戦国BASARA4 EP~』もリリースされる。T.M.RevolutionとSCANDALが同じ所属レーベルであることから実現したこのスプリットシングルは、1曲目にT.M.Revolution「Count ZERO」、2曲目にSCANDAL「Runners high」を収録。初回生産限定盤のDVDには、T.M.RevolutionとSCANDALの撮り下ろしオリジナル番組や『戦国BASARA4』のオリジナル映像も収められ、双方のファンはもちろん、『戦国BASARA4』ファンにもかかせない1枚となっている。

今回は『戦国BASARA』シリーズのゲーム、アニメともに主題歌を手がけてきたT.M.Revolutionこと西川貴教に、今回の主題歌はもちろん本シリーズに抱く想いについて伺った。

T.M.Revolution(西川貴教)
1970年9月19日生まれ 滋賀県出身
1996年5月、西川貴教のソロプロジェクト「T.M.Revolution」としてシングル『独裁.monopolize.』でデビュー。「HIGH PRESSURE」「INVOKE」などの大ヒット曲とともに、ジャパニメーション・ファン層を中心に海外での評価も高く、2012年11月には「Anime Festival Asia Singapore 2012」のメインアクトとして招聘された。昨年はT.M.Revolution×水樹奈々コラボレーションシングル「Preserved Roses」「革命デュアリズム」も話題となり、紅白歌合戦にも出演

――楽曲オファーを受けた率直な印象はいかがでしたか?

ゲームのみならず、TVアニメ、アニメ劇場版と、7年から8年ほどお付き合いさせていただいている作品ですので、新しいナンバリングタイトルが出ることに、まず喜びがありましたね。それと同時に楽曲制作としては、今回どのような切り口で作るかなかなか悩みました。

――『戦国BASARA』シリーズはすでに深くご存じだと思いますが、今回の楽曲を作るにあたり、改めて『戦国BASARA』を強く意識している部分はあるのでしょうか?

そうですね、すでにさまざまな映像が公開されていると思いますが、新たなキャラクターや"戦国創世"というキーワードが示すとおり、これまでのキャラクター武将たちがほぼほぼ登場しているということで、バトルシーンとともにゲームの魅力でもある、ドラマシーンを引き立てることができるように注力して作っています。

――『戦国BASARA』シリーズは、国内のみならず海外にも多くのファンがいる作品ですが、海外のユーザーを意識されるのでしょうか。

いまだに海外へ行って思うのは、日本のイメージが忍者や侍で、「お前なんでちょんまげをしていないんだ」ってテンションの人に遭遇することがあります(笑) アニメなんかでも『NARUTO』が人気だったりしますしね。武将という日本のオリジナリティを感じて、愛してもらえればいいなと思いますね。

とはいえ、アニメやゲームは歴史の史実とはかなり違う場合もあるので、これを踏まえて日本に来たら違うってなるでしょ(笑)。それでも、こういったことをきっかけに日本を知ってもらう、日本に興味を持ってもらえるということは、昨今のクールジャパン戦略みたいなイメージとしても非常に重要ですよね。……続きを読む

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