ドワンゴは9日、「ニコニコ超会議3」に関する発表会を東京・六本木のニコファーレで開催し、イベント概要を発表した。新たな目玉企画として「大相撲超会議場所」が開催されるほか、「ニコニコ超パーティー3」には自衛隊中央音楽隊が出演する。また、任天堂が超特別協賛、KDDI、ファミリーマートが特別協賛としてバックアップ。総務省、経済産業省、千葉市が後援する。

発表会にはいつものドワンゴ川上会長・夏野剛取締役コンビが登場

「ニコニコ超会議3」は、4月26日、27日の2日間にわたり幕張メッセ全ホールを貸し切って開催される、ニコニコ動画最大のリアルイベント。2012年に第1回が開催され、今年で3回目の開催となる。初回こそ4億円以上の赤字を出したが、昨年の第2回開催ではスポンサー企業がついたことで赤字額は約8,000万円に減額。来場者も10万人を突破し、安倍首相が訪れるなど大きな話題を呼んだ。

MCは運営のメガネ氏が務めた

任天堂が"超"特別協賛。発表会に宮本茂氏が登場。

まずはスポンサー企業の発表が行われた。「ニコニコ超会議3」では昨年に引き続き任天堂が"超特別協賛"として参加するほか、特別協賛としてKDDIとファミリーマート、協賛にアデランス、an、KADOKAWA、コクヨ、トップツアー、リクルート、カラオケの鉄人、かんぽ生命、DHCが名を連ねている。そのほか、出展社も含めると企業数は全69社にのぼる。

スポンサー企業を発表するニワンゴ杉本社長

発表会にはサプライズゲストとして、任天堂の専務取締役情報開発本部長であり、あの『マリオ』や『ゼルダ』の伝説の生みの親として知られる宮本茂氏が登場。「(昨年出演した)岩田社長に代わりまして直接皆さんのところに参りました。去年も超会議盛り上がりましたね。今年も協賛させてもらうことになりました。皆さんのおじゃまにならないよう、一緒に楽しみたいと思います」とコメントして大歓声を浴びていた。

任天堂宮本氏の登場で会場が一気に盛り上がった

また、後援には総務省、経済産業省のほか、千葉市も加わっている。千葉市長熊谷俊人氏は今回の後援について、Twitterで「幕張メッセで毎年開催されているニコニコ超会議について、遅まきながら千葉市は後援します。以前より意識していましたが、ご縁があり、今後連携が深められそうです」と自信を覗かせながら、「千葉市が行政として最も早く新しいカルチャーに対応できる街になりたいと考えています。ニコニコ動画についてはβ時代に出会い、『これはネット文化を変える』と確信し、その後ずっと注目してきました。今は忙しくてあまり視聴できていませんが、イベント開催市の市長として関わる立場となり、感慨深いものがあります」と話していた。

千葉市が後援する

ロゴ、キービジュアル、開催概要が発表

ここからは「ニコニコ超会議3」の開催概要へ。まずはロゴとキービジュアルが発表となった。ロゴに関しては毎回ユーザーから募集しており、今回の応募総数は511点。その中から、桜をモチーフに取り入れたロゴ(泣犬さん制作)が採用された。

「ニコニコ超会議3」のロゴが決定

キービジュアルはこちら

同時にキービジュアルも公開され、キャッチコピーは「全員主役。」となる。なお、前回までは幕張メッセの全ホールを貸しきって開催されていたニコニコ超会議だが、今回は企画数が前回の倍となる100を超える勢いであるため、併設された国際会議場も会場として使用するという。

ニコニコ超会議全景

赤い布部分は土俵になっている

また、「超会議2」で多かった「自分も参加したかったがどこに応募すればいいのかわからなかった」という要望を踏まえ、今回は作品展示や作品販売、ワークショップなどの応募窓口を「ニコつく」に一本化。その後、運営が各企画・ステージに振り分けていくという方式をとるという。たしかに前回はニコつくをはじめ、似た内容の展示・即売会が多かったように思う。応募方法をシンプルにしたことでユーザーの負担が軽減されることを期待したい。……続きを読む

応募窓口を一本化した