――今回の映像を拝見して、冒頭で吹いてしまいましたよ。
江頭:おっ! あんた味方だよ!(立ち上がって握手)
――1年ぶりのシリーズで、今年流行りの「お・も・て・な・し」にかけて「お・さ・わ・が・せ」ですもんね(笑)。
江頭:なんだよ…前フリの部分かよ! ネタじゃねーのかよ(笑)!
寺田:そこが、面白かったのか(笑)。
――あの一件は、この番組で開発したネタ「ブリーフ重量挙げ」ともつながりがあるわけですが。そのあたりをあらためて詳しくお聞かせください。
江頭:おいおい! 急に取り調べかよ! なんか、刑事に見えてきたよ! おいおい、これバラエティだぜ! さっきまで、エガちゃんピンのこと持ち上げといて。
寺田:そこが、前フリだったわけですね(笑)。
――すみません(笑)。ただ、「ブリーフ重量挙げ」はこのシリーズから生まれた芸だったんですよね。
江頭:うん、確かにそうだね。
――ブリーフというのは、江頭さんにとって特別なアイテムなんですか。
江頭:そうなんだよね。ブリーフはいてるだけで、笑いが生まれるんだよね。
寺田:はははははっ!
江頭:あれ、なんなんだろ。ブリーフはもう離せないよ。
寺田:CM狙ってるくらいですからね。
江頭:うん。グンゼ。DVDだと話題にならないけどね。最近のブリーフはかっこいいもんね。
――なるほど。じゃあ、この話題はこのあたりにしときますかね。
江頭:ははははっ! 取り調べ終わり(笑)。よかったぁ。
寺田:釈放(笑)。
――今回のサブタイトルが「アルティメット」となっていますね。
江頭:今回はオリンピック選手が出てくれているのがすごいよね! 本物と勝負できるというのは大きい。たぶん、エガちゃんピンを見てないんだろうね(笑)。エイベックスというブランドで出ると、やってる内容が史上最低!
――宮下選手とは、パンストをかぶったまま泳ぎながら水中で引っ張り合うという対決もありました。
江頭:あれは死ぬかと思ったよ…。あの光景すごいだろ。海の中で失神した人を助けてるみたいな見え方だよね。
寺田:究極のレスキューですよね(笑)。
江頭:俺、生きてるんだよ? ちゃんとピンピンしてるんだけど、あんなにぐったりしちゃって。こいつ、殺そうとしてるんじゃないかって思った(笑)。
寺田:すごかったですね。そこは僕の出番ですよ。ここでやめさせないと。
江頭:あれ、見ててどうだった…?
寺田:どうだったって…あははは!
江頭:もう! 笑ってるだけだからね!
寺田:周りのスタッフもみんな爆笑。笑いを壊したらいけないから、ここが難しいところなんだよ。こんなにウケてるのに、止めちゃだめだって。
江頭:笑ってるだけじゃねーかよっ! この人、Sなんだよ! ダッチワイフに乗って、荒波の中でボートに引っ張られる回があったんだけど、ダッチワイフと一緒に飛んで体が曲がっちゃいけない角度に曲がったんだよ。それをこの人見ててね、DVDにもちゃんと音声が入ってるんだけど、「ヒャ~ハハハハッ!」って手を叩いて喜んでるわけ。あそこまで笑う必要ないだろ。
寺田:だって、普段生きてて見られないものが見られるんですよ。それは笑いますよ。
江頭:それ、あんた! 突っ込みでもなんでもないよ!
寺田:体験したことないことを体験させてもらってるのはありがたいです。その画は、笑うしかない(笑)。そりゃあ、本当に危ない時は止めますよ。体中が火だるまになった時とかね。
江頭:俺が火だるまになってた時も笑ってたじゃねーかよ!
寺田:よく分からない火だるまだったから。もっと、全体的に燃えたら止めるよ!
江頭:病院行ったじゃねーかよ。何回も行ってるよ、病院…。この収録、病院で終わるんだよ!
寺田:NG集だけで1本できそうだよね。
江頭:本当にね、地上波との開きがあまりにすごすぎて。今まで散々体張ってた俺が言うんだよ? 芸人の中で、たぶん一番体張ってたと思うんだよ。でもね、この番組は特別。ディレクターたちが考えたネタがもう恐ろしくて…。寝れないよ。
寺田:本当にすごいよな。