Google+
最後はGoogleのソーシャルサービス、Google+アプリだ。プレゼンテーションの場が増えてくると、仕事でも写真は重要な情報になる。Google+アプリは、放っておいてもキチンと写真をバックアップし、オンラインで利用できる状態にしてくれる。
Google+はGoogleが提供するソーシャルサービスだ。しかしFacebook、Twitter、LinkedInなど、既にポジションが決まっているサービスに比べて影が薄いように見られてきた。米国では2013年、ブロガー、ビデオブロガー、写真家を中心にGoogle+の活用がジワジワと広がった1年だった。その理由は、Google検索での優遇表示、YouTubeとの連携、そして美しい写真のシェアなどの写真機能の充実だ。
筆者はGoogle+の写真バックアップ機能が重宝している。
Google+のiPhoneアプリを起動し、自動バックアップ機能をONにしておくと、iPhoneのカメラロールに溜まっている写真が自動的にGoogle+にアップロードされる。Appleが提供するiCloudのフォトストリームも同様だが、フォトストリームには1000枚、1ヶ月という制限がある。しかしGoogle+では、長辺が2048ピクセルに縮小される代わりに、容量無制限で写真のバックアップが取れるのだ。
最近、デジタルカメラにWi-Fi機能が搭載され、撮影した写真をすぐに手元のスマートフォンに転送してシェアすることができるようになった。筆者もEye-Fi Mobiを利用してマイクロ一眼の写真をiPhoneに転送しているが、Google+のバックアップ機能はこれらの写真も含めてバックアップ転送してくれる。
写真は増え続けており、外部のサービスを使っているとすぐに要領の上限に到達してしまう。またパソコンの外付けハードディスクも、次々に買い足していかなければならない。その点でGoogle+は、無料で無制限に写真を保存しておくことができるのだ。多少縮小されてしまうが、長辺2048ピクセルもあれば、メールやブログはもちろん、自宅のハイビジョンテレビに映し出しても十分に美しい。
自動的に写真の色味や明るさを最適化してくれたり、似ているカットをアニメーションに変換してくれる面白い機能も含めて、Google+を写真目当ての利用は、とてもおすすめだ。