『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』にはスイッチがついている。iPhoneを装着してこのスイッチをカチッと切り替えると……。
「バットマンタンブラー」が光った! うおお! これすごい! さわっていて一番グッときたポイントだ。実はこれ、ケース本体に取り付けられたLEDライトで「バットマンタンブラー」を再現しているのだ。……え、何の意味があるのかって? 聞くの? このケースの説明をここまで読んで、それでもなおそんな無粋な質問をするの?
……そんなもん、"かっこいい"という理由で十分でしょうが! 何にでも意味を求めていたら、世の中楽しく過ごせないよ!
『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』のギミックはこれだけではない。フロントのタイヤ部分も横にぐいっと押し出せるのだ。これはiPhone本体のサイドにあるボリュームボタンとマナーボタンを操作できるようにするためのもの。『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』はiPhone全体を包み込むため、他のケースのように本体の周りに空きがない。このままではいちいちケースを外さないとボタン類が操作できないが、それではiPhoneケースとしては非常に使いにくい。
趣味性の高いケースなのだからそれはそれで我慢を強いたっていいと思うのだけど、バンダイはそうはしなかった。わざわざ複雑な機構を採用し、タイヤを動くようにして、ケースとしての使い勝手も究極に突き詰めたのである。このこだわり……すごいを通り越して、もはやちょっとした狂気を感じるレベルだ。
まだまだあるぞ。iPhoneのカメラは本体の背面についているため、当然『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』をつけたままでは使うことができない。
そこで、『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』は、先ほどとは逆側のタイヤを今度は上下にスライドさせることで、iPhone本体のカメラを露出させることができるように作られてあるのだ。実用性と趣味性を見事に融合したハイレベルなギミックである。
フロント部分を両方ともスライドさせてみた。これはこれでかっこいいなぁ。何より、これだけ作りこまれたものがちゃんと動くというところがたまらない。久しぶりに中二心をビシバシと刺激されるガジェットで出会ったという印象だ。
最後に驚くべき機能を紹介しよう。……まだあるのかって? まだあるのだ。
先ほどはつい「何の意味もない」なんて書いちゃったLEDライトだけど、実はちゃんとした意味もある。それは暗闇でスイッチを入れたときに真価を発揮するのだ。ということでやってみよう。
そう、なんとリアのジェットエンジン噴射口はただの飾りではなく、LEDライトになっているのだ! iPhoneのスイッチを入れることで、この部分から光が放射され、バットシグナルが点灯するのである。で、この写真だと白飛びしてわかりにくいのだが、
暗くしてみるとご覧の通り! バットシグナルにはあのおなじみのマークが描かれるのである。懐中電灯としてiPhoneを使う人はそれなりにいると思うが、そこでこのLEDライトを使えば一気にその場の話題を独り占め。ヒーローになれるはずだ。
その精巧な作りと、こだわりぬかれた機能、ユーザビリティに配慮されたユニークな機構の数々。バットマンファンならずとも、一度は手にとってほしいアイテムである。『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』は、現在バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて受付中で、予約締切は2014年1月7日23:00。
TM & (c) DC Comics.
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